――本作では、海軍潜水艦「ハルラ」の船員役でチャウヌ(ASTRO)さんも起用されています。監督からみて俳優チャウヌの魅力はどんなところでしたか?

「無限の魅力があります。顔がとてもハンサムで、それゆえに、むしろその魅力が隠れる傾向があるようです。例えば、ある料理が派手すぎるお皿にデコレーションされていると、味の深さよりもデコレーションの美しさに魅了される時があるじゃないですか。 それぐらいかっこいいことが先に目立ってしまっていますが、とても味わい深い俳優だと私は感じています。

 今はロマンチックコメディを中心に柔らかい印象のドラマにたくさん出演されていますが、これからもっと深くて強烈なキャラクターを演じると、今よりもっと深みのある……今も素晴らしいですけどね。多様な演技スペクトラムを見せることができる立派な俳優だと思っています。今後、必ず私がそのようなキャラクターを作ってチャウヌさんと一緒に映画を作りたいです」

(C)2022 BY4M STUDIO, EASTDREAM SYNOPEX CO., LTD, MINDMARK Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
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●『デシベル』ストーリー

 海軍潜水艦「ハルラ」の副長として同僚からの信頼も厚かったカン・ドヨン(キム・レウォン)。ある日、退役した彼のもとに正体不明の発信者から爆弾テロの予告が入る。その後ニュースで予告通りの事件を知ったドヨンに、次の爆破を通告する電話が。犯人の命令に従い、単身で5万人の観客で沸くサッカースタジアムに向かう。

 仕掛けられたのは、音が一定のデシベル(dB)を超えると爆発までの時間が短縮され爆発する、騒音反応型爆弾だった。サッカースタジアム、大型ウォーターパーク、子どもたちが遊ぶ町の公園、カフェ、人が集まる場所に仕掛けられた爆弾に弄ばれるように、次々と対峙することになるドヨン。

 そんななか、テロリスト(イ・ジョンソク)は、一連のテロで大怪我を負ったドヨンの妻を病院からさらっていく。なぜドヨンはターゲットになったのか、なぜ家族まで狙われるのか、テロリストの真の目的とは? 

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●公開情報

『デシベル』11/10(金)より新宿バルト9ほか全国公開

[2022/韓国/110分]監督:ファン・イノ『その怪物』『恋は命がけ』

出演:キム・レウォン『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』、映画『もっとも普通の恋愛』『江南ブルース』、イ・ジョンソク『ビッグマウス』『ロマンスは別冊付録』、映画『THE WITCH/魔女 ―増殖 ―』、チョン・サンフンパク・ビョンウン、チャウヌ(ASTRO)

配給:クロックワークス

公式サイト:https://klockworx-asia.com/decibel/

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