大ヒットドラマ『浪漫ドクター キム・サブ2』『浪漫ドクター キム・サブ3』や『社内お見合い』で日本でも熱い支持を集めるアン・ヒョソプ。
去る10月24日には、待望の日本初ファンミーティングを東京国際フォーラムにて開催。トークからピアノの弾き語りまで、彼の人間力と多才な魅力に心を鷲掴みにされた東京公演の模様をレポートする。(記事全2回の後編)
■アン・ヒョソプ初来日ファンミーティング詳細レポート!〈後編〉
ファンが選んだベストキャラクターについて語ったあとは、「SHOOTING TIME」と題して、これまでの出演作について掘り下げる時間に。事前にファンからアンケートをとり、アン・ヒョソプが演じたキャラクターでどのキャラが一番好きかを調査。
結果は、1位『社内お見合い』のカン・テム、2位『浪漫ドクター キム・サブ2&3』のソ・ウジン、3位『アビス』のチェ・ミンで、1位と2位は僅差だったとか。
「いろいろな国を回ったが、国によって少しずつ違うのが面白い。どうして日本ではこうなったのか理由は気になるけれど、僕自身はすべてのキャラクター、すべての作品に愛着があるので、順位にかかわらず満足しています」
と、日本のファンが選んだ理由に興味を示していたアン・ヒョソプ。ここからは、作品ごとにファンのコメントを紹介していくことに。
切ない愛の告白シーンの支持が高かった『アビス』では、その場面の映像が紹介された。が、手で顔をあおいだり、水を飲んだり、「愛している」というセリフが出ると、照れくさいのか完全に後ろを向いてしまう始末(笑)。「かなり前の作品で忘れていたけれど、恥ずかしいです。なかなか見られません……」と顔を真っ赤にしていたのが可愛かった。
また、2位の『キム・サブ』からは、シーズン3のウジンのモノローグで、「トルダム病院で過ごす毎日が、僕の人生で一番温かい日々です」と語る場面が紹介された。これを受けて、「撮影が進むにつれてセリフとは思えなくなっていた。今流れた映像のセリフは、僕にとってセリフではなかった。ウジンとして言えた言葉だった」と、完全に役と一体化していたことを明かす。
また、「ウジンは僕よりつらい人生を生きてきた人物だったが、僕と似ているところがあるように感じていた。当初は僕自身、ウジンと同じく前向きで肯定的なタイプではなかったと思う。でも、現場の共演者やスタッフと触れ合うなかで、ウジンが成長するとともに僕自身も成長し、この撮影が終わるころにはハッピーエネルギーにあふれた人間になっていた。僕の人生を変えてくれた作品だ」と、熱い思いを語ってくれた。
1位の『社内お見合い』では、テムが告白シュミレーションをする場面など、爆笑シーン集がスクリーンで紹介され、はずかしがりながら「見るにたえないと思いますが、それも含めてテムの魅力だと思う」とコメント。また、好きな相手に対してテムのようなアプローチをするかと訊かれると、「好きだと思ったら直進するのはテムと一緒ですが、練習はしないです。誰があんなことをするでしょうか?」と、やり方については全否定(笑)。
その後、「ダンスの練習もかなりしました。難しかったけれど楽しかったし、失敗するかもしれないけれど、完璧に踊ることが大事ではないですよね」と、ダンス披露を予告し、準備のためいったん退場。そして、キャップを目深にかぶり、ダンサーとともにステージに現れたヒョソプは、「Let me」「VIBE」と力強いヒップホップダンスを披露。途中上着を脱いで黒のタンクストップ姿に!
すらりとスマートなスタイルでトークを繰り広げていた前半パートから一転、鍛え上げられた上腕二頭筋が現れ、男らしいアン・ヒョソプの姿に会場は大盛り上がり。普段から鍛えているのだろう。躍動感あふれるステージパフォーマンスを魅せ、ファンも釘付けに。
続いて、白のニットに着替えてステージに戻ってきたヒョソプは、「本当に久しぶりに踊ったんですが、以前のようにいかないですね。初めてお会いするので、いろいろな姿をお見せしたかった。僕がどんなものを好きか、何をしたいのか、皆さんに少しずつお見せしたいと思ったんです」。その思いはファンにも十分なほど伝わっただろう。