2023年も多くの韓国ドラマが誕生した。SBSMBCKBS韓国の3つの地上波放送局がその年に放送した作品のなかで、大きな話題を呼び、放送業界を活気づけた作品や俳優に賞を授ける年末恒例の地上波演技大賞授賞式が連日開催されている。大トリを飾る「2023 KBS演技大賞」は12月31日だ。

 この1年、どんなドラマが放送されてきたかを振り返りながら、一緒に作品を作った仲間が讃えあう姿は格別だ。受賞者たちの喜びのスピーチ、その姿を見届ける共演俳優たちの笑顔。プレゼンターとして登場する2024年のドラマの主役たちとラインナップ映像、祝賀ステージなどは年末の風物詩といっていいだろう。

 注目の授賞式は12月31日、午後9時からKBSでオンエア。『婚礼大捷(原題)』のロウンと『オアシス(原題)』のソル・イナ、フリーアナウンサーのチャン・ソンギュがMCを務める。

 なお、授賞式の模様は、 CS局KBS Worldで日本でも同時生中継される。

■「2023 KBS演技大賞」大賞の行方は?

 2022年は、5年ぶりに復活した大河ドラマ『太宗(テジョン)イ・バンウォン〜龍の国〜』のチュ・サンウクと、『ルール通りに愛して!』のイ・スンギが大賞をW受賞。さらに、ピョン・ウソク、イ・ユジンチェ・ジョンヒョプがトリプル受賞した新人賞から、『リーガル・クレイジー真剣勝負』のド・ギョンスと『カーテンコール』のカン・ハヌルの最優秀演技賞共同受賞まで、ほぼすべての部門で共同受賞者がずらりと並び、お祭りムードに。

 受賞を喜び、仲間に感謝し、これまでの苦労が報われたと語る受賞者のスピーチはもちろん、俳優を夢見る後輩たちへのメッセージが何度も胸を熱くした。

 地上波3局のなかでももっとも大賞予想が難しいと言われているのが2023年のKBSだ。ついに水木ドラマが編成から姿を消し、ドラマの制作本数が減少した。

 事前の予想では、大賞の本命視されているのは『高麗契丹戦争(原題)』で、久々の大河復帰となった「時代劇の帝王」チェ・スジョンだが、まだ作品が放送中ということもあり、どう判断されるか。

 ミニシリーズ部門で視聴率・話題性ともに健闘したのは、チャン・ドンユン、ソル・イナ、チュ・ヨンウ主演の『オアシス(原題)』。往年の名作『砂時計』を彷彿させる設定と俳優たちの瑞々しい演技が評判となった。

『オアシス(原題)』(C)KBS

 

 同じく80年代へタイムスリップした男女のサスペンス と家族の物語を描く『偶然出会った、あなた(原題)』のキム・ドンウクも視聴率以上の評価を受けた俳優だろう。

ハートビート』100年の眠りから覚めた"人間になりたい"バンパイアを軽快に演じたテギョン2PM)、『婚礼大捷(原題)』で「時代劇の男神」と呼ばれるほど麗しい韓服姿を印象づけたロウンも気になるところ。

 残念ながら、『ハートビート』以外、まだ日本での放送(配信)がない、受賞作となって日本公開の追い風になることを期待している。