昨年の大ヒット作『恋人』や、ジュノ(2PM)主演『赤い袖先』、パク・ウンビン&ロウンの『恋慕』に続く、韓国時代劇ロマンスの“切なキュン”ドラマが誕生の予感だ。Netflixで1月21日に配信スタートするや、初回2話までで“今日の視聴ランキング”1位に輝くなど、好評を呼んでいる『魅惑の人』が、それだ。
主人公にして苦悩の王イ・インを演じるのは、『賢い医師生活』などで人気を集め、ミュージカル俳優としても知られる実力派チョ・ジョンソク。
運命的に出会い、因縁の関係となっていくヒロインには、『新米史官ク・ヘリョン』『アスダル年代記:アラムンの剣』など、時代劇でも安定感のあるシン・セギョンが担い、切ないロマンスを展開していく予定だ。
■Netflix時代劇ロマンス『魅惑の人』、王と男装ヒロインとの恋物語に注目!
本作の舞台は、架空の朝鮮王朝時代。王の異母弟、チナン大君=イ・イン(チョ・ジョンソク)は、ひとかどの男だが、愛する兄に忠誠を誓い、権力から離れて静かに暮らしている。そんなある日、インはひょんなことから負け知らずの賭碁師モンウ(シン・セギョン)と出会う。
囲碁を通じて“無二の友人”となる2人だが、実はモンウは、インが信頼を置く領議政カン・ハンスン(ソン・ヒョンジュ)の娘カン・ヒスで、男装して賭け囲碁をし、儲けたお金で人助けを行っているのだった。
そんななか、激しい権力闘争に飲み込まれ、2人の運命は狂っていく……。
先王の嫡子であり、王としての資質も器もありながら、権力を嫌い、飄々と暮らすインの “光と影”を、チョ・ジョンソクが硬軟自在に演じ、魅力的なキャラクターを生み出している。一見ふわふわと暮らしているようで、弱い民が虐げられているさまを目にすれば、迷うことなく助けに出るなど、凛とした姿も素敵だ。
一方で、切れ者にもかかわらず、モンウを女性と気づかず、心を許していく“鈍感さ”もときめきポイントに。かと思えば、政敵に囲まれ疑心暗鬼になっていく兄王の前で苦悩する姿には、今後の悲しい展開が見え隠れし、目が離せない。
優れた父のもとで育ち、独学で極めた囲碁の才能を活かして世のために生きる男装ヒロイン、ヒスを、シン・セギョンが伸びやかに演じ、昨今流行りの“自分の意思を持つ女性像”を体現。インに惹かれ、心躍らせる愛らしい姿もいい。
今後、王となったインに復讐すべくスパイとなっていく役どころなので、彼女の正体をまだ知らぬインとのロマンスの行方はいかに?