2024年は、韓国ドラマ当たり年の予感だ。共感度の高いストーリーと魅力的なキャラクター、キャラクターにハマった俳優たちの好演と化学反応、毎話追いかけるのが楽しみな作品が多く生まれている。

 なかでも、韓ドラにおける「理想の彼氏」像を更新した2トップが、『サムダルリへようこそ』の“変わり者だけど心温かな幼なじみ”チョ・ヨンピル(チ・チャンウク)と、『ドクタースランプ』の“親の愛はなくても愛嬌のある子に育ったドクター”ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)だ。

■“ロマンス職人”チ・チャンウクvs“麗しのプリンス”パク・ヒョンシク

 のどかで美しい済州島の村を舞台に、産まれたときから一緒に育ったヨンピル(チ・チャンウク)とサムダル(シン・ヘソン)の幼なじみカップルが、友情と恋を行きつ戻りつ、“戻るべき場所”を見つけていく過程を、じんわりと描いたヒーリングロマンス『サムダルリへようこそ』。

 対して、『ドクタースランプ』は、高校時代に成績を競い合っていた“宿命のライバル”ジョンウ(パク・ヒョンシク)とハヌル(パク・シネ)が主人公。医師として輝かしいキャリアを歩んできた彼らが、ある日、ある事件により人生が一転。どん底のタイミングで再会したことから始まる愛と再生の物語だ。

 いずれも、挫折した主人公たちが互いの存在に励まされ、自分を見つめ直し、癒やし合っていく“ヒーリングストーリー”で、もっとも身近にいた相手が“本物のパートナー”だったことに気づいていく展開は、胸キュン度満点だった。

 過去のエピソードが織り込まれ、2人の関係性の真実が明かされていくのもよく、チ・チャンウク&シン・ヘソン、パク・ヒョンシク&パク・シネカップルそれぞれが魅せる“瑞々しく輝いていた若き日”のあれこれも物語を盛り上げるポイントに。

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