完璧なビジュアルとセクシーな魅力をもつ九尾狐(クミホ)に扮した『九尾の狐とキケンな同居』、できる年下男子ぶりを発揮した『恋愛ワードを入力してください~Search WWW』『もうすぐ別れの途中です』など、切なげな眼差しと聞いているだけでうっとりの低音ボイスで多くの女性たちの心を鷲掴みにしてきたチャン・ギヨン。
彼の除隊後復帰作となる新ドラマ『ヒーローではないけれど』のリーディング写真が公開された。
■チャン・ギヨン除隊後復帰作『ヒーローではありませんが』、超能力を失った男のファンタジーロマンス
『ヒーローではありませんが』は、超能力をもっているにもかかわらず、誰も救えなかった男が、ついに運命の彼女を救い出すファンタジーロマンス作。
演出は、『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』や『スノードロップ』のチョ・ヒョンタクが担当、脚本は『恋愛じゃなくて結婚』『内省的なボス』のチュ・ファミ。さらに、『浪漫ドクター キム・サブ』などで知られるヒットメーカー、カン・ウンギョン作家がクリエイターとして参加する。
本作でもっとも気になるのは、超能力をもつキャラクター。独特だけど、共感できる設定だ。
チャン・ギヨンが演じるのは、うつ病にかかって自身がもつ「過去に戻る」超能力を失った男ボク・グィジュ。
その母マンフムは予知夢をみる能力を持つが、彼女は彼女で不眠症にかかり、能力を使えない。姉ドンヒも飛行能力の持ち主ながら、暴飲暴食で肥満となり空を飛べず……。
と、現代病により「ヒーロー」でなくなった一家の物語なのだ。
そんな能力を失った一家の前に、わけありの女性ト・ダヘが現れることでドラマが動き出す。
一家となぜか同居することになる、まるで『私の解放日誌』におけるク氏のような謎めいた存在を演じるのは、『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』や『有益な詐欺』のチョン・ウヒ。能力を失い無気力になったグィジュが、運命の女性ダヘと出会うことで、どう変化していくのか期待したい。
もちろん、ポク家の長、マンフムに扮する“国民の母”ことコ・ドゥシムの活躍、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』など、ハリウッドでも活動するアクション女優スヒョンが、飛べなくなった姉ドンヒをどう演じるのかにも注目だ。