■『愛は一本橋で』主人公が暮らす教員社宅のロケ地光州広域市・楊林洞を紹介!

『愛は一本橋で』には、ユン・ジウォンとその祖父が住む、レンガ造りのおしゃれな教員社宅が登場する。

 この2階建ての西洋式建物は、済衆院(現・カトリック病院)の院長になった米国人宣教師のウィルソンが、1920年代に「ヒイラギの丘」と呼ばれる丘の上に建てた宣教師住宅である。

『愛は一本橋で』でユン・ジウォンとその祖父が住む教員社宅の撮影が行われた、光州広域市・楊林洞にあるウィルソン宣教師住宅

 韓国南西部、光州(クァンジュ)広域市の南部にある楊林洞(ヤンリムドン)には、日本統治時代にキリスト教布教のために渡ってきた米国人宣教師たちが、この地に教会、学校、病院などを開設したという歴史がある。

 都心にありながら森が茂り、光州の富豪が多く住んでいた場所だったことから、楊林洞には現在でも格式高い伝統韓屋と近代西洋建築が混在して残されている。

「楊林洞歴史文化マウル」と呼ばれるこのエリアには、伝統家屋をリノベーションしたカフェやレストラン、美術館などもあり、自然や歴史文化に触れあいながらの街歩きを楽しむ観光客が後を絶たない。

楊林洞の街歩き中に筆者が食べた光州名物「サンチュティギム」。細かく切ったイカと青ネギの天ぷらをサンチュに巻いて、酢醤油ベースのソースに浸けて食べるB級グルメ

●光州までのアクセス

ソウル・龍山駅から光州松汀駅までKTX(韓国高速鉄道)で約1時間58分。