■主人公ドンジン&ミジョンの故郷、江原道特別自治道、太白市とは?

『魔女-君を救うメソッド-』で、主人公のドンジンとミジョンが高校までを過ごしたのが、韓国北東部の江原特別自治道・太白(テベク)市だ。

 太白市は、「韓国の背骨」と呼ばれる太白山脈の標高700~900mに位置する。日本統治時代から石炭産業の中心地として発展、1990年代に相次ぎ炭鉱が廃業となるまで、ピーク時には13万人あまりの人口を誇る炭鉱都市として栄えた。

『魔女-君を救うメソッド-』の主人公たちの故郷、太白市の名物料理「ムルタッカルビ」。骨付きの鶏肉をヤンニョム(薬味だれ)入りのスープで煮込んだもの。

 そんな炭鉱都市・太白の歴史を知るのにお勧めなのが、Korail(韓国鉄道公社)鉄岩(チョラム)駅のそばにある「鉄岩炭鉱歴史村」だ。

 かつて炭鉱夫たちの住まいだった地下スペースと食堂や娯楽施設が共存した地上2階地下1階の長屋様式の建物である。空き家となった空間を利用して、太白炭鉱の歴史や当時の街並みの再現展示、アート作品展示などを楽しめる博物館になっている。

かつて炭鉱夫やその家族の住まいや食堂、娯楽施設が共存していた長屋様式の建物が、「鉄岩炭鉱歴史村」として、当時の炭鉱夫たちの暮らしぶりを知ることが出来る貴重な史料館となっている。

●太白市へのアクセス

 ソウル・清凉里駅から太白駅までムグンファで約3時間30分。または、東ソウルバスターミナルから太白バスターミナルまで約3時間40分。