除隊後初のドラマ出演で話題のGOT7パク・ジニョン(『ユミの細胞たち』『花様年華~君といた季節~』)と、ノ・ジョンウィ(『ヒエラルキー』『その年、私たちは』)主演のミステリーラブロマンス『魔女-君を救うメソッド-』がU-Nextで独占配信中だ。
原作は、大ヒット作品『ムービング』や『照明店の客人たち』の原作・脚本を手掛けた Kang Full(カンプル)のウェブトゥーンということで、期待と注目を集めている。(以下、一部ネタバレを含みます)
■GOT7ジニョン&ノ・ジョンウィ主演、ミステリーラブロマンス『魔女-君を救うメソッド-』見どころ
●『魔女-君を救うメソッド-』ストーリー
高校生のパク・ミジョン(ノ・ジョンウィ)は、美人で成績もよく、男子学生に大人気だ。ミジョンのクラスメイト、イ・ドンジン(パク・ジニョン)も彼女に憧れを抱くひとりである。
しかし、ミジョンと関わりをもった男子学生たちが大怪我をしたり、不可解な死を遂げたりと、彼女の周囲で相次いで悲劇的なできごとが起こる。いつしかミジョンは「魔女」と呼ばれ、学校でも地域でも疎まれる存在となる。
ドンジンは、陰ながらミジョンの力になるためにあれこれと画策するが、周囲のミジョンに対する嫌悪感は募るばかりだ。罪悪感にさいなまれたミジョンは、ひっそりと高校を辞めてしまう。
高校を卒業したドンジンは、ミジョンの周囲に起こった不運はミジョンのせいではないことを証明したいと考え、故郷を離れソウルの大学に進学し、統計学を専攻する。
その後ミジョンは、唯一の理解者である父(アン・ネサン)を亡くし、田舎町を去る。
10年後、業界でも有名なデータマイナー(大量のデータを統計学やAIを駆使して分析する専門家)となったドンジンは、電車の中で偶然にもミジョンの姿を見かける。
●『魔女-君を救うメソッド-』見どころ
第1話はドンジンの目線で、第2話はミジョンの目線で高校時代が描かれている。
坂口健太郎&イ・セヨン主演のドラマ『愛のあとにくるもの』の原作は、男性の視点から描かれた『愛のあとにくるもの』(辻仁成・著)と、女性の視点から描かれた『愛のあとにくるもの 紅の記憶』(孔枝泳・著)の2冊の小説だった。本作も主人公2人の視点から始まるので、それぞれの心理がより分かりやすく、感情移入しやすい。
母親(チャン・ヘジン/『トリガー ニュースの裏側』『ドクタースランプ』)に対しては甘えっ子ぶりを見せるドンジンが、陰ながらミジョンを見守る温かいまなざしや、彼女のために取る行動に心がほっこりする。そんな心優しいドンジンは、まさにパク・ジニョンのはまり役と言える。
一方、ノ・ジョンウィは、周囲からの冷たい視線や非難の声に耐え切れず、帽子を目深にかぶり、自らの存在感を消そうとするミジョンを見事に演じている。「人生において重要な作品」と表現したほど、ノ・ジョンウィにとって本作への思い入れが強いことがわかる。
第3話は、ドンジンの大学生活と、ドンジンの母目線でのミジョンの物語である。哀しい別れが美しい映像で描かれており、強く心を打たれる。
また、大学生のドンジンと、のちに親友となるキム・ジュンヒョク(イム・ジェヒョク/『今、私たちの学校は…』)との出会いもある。
卒業後、刑事になったジュンヒョクが、のちにドンジンの強い味方になってくれることを期待させる。
『照明店の客人たち』でカンプル作品に出演しているチュ・ジフンのカメオ出演にも注目だ。監督はキム・テギュン(映画『暗数殺人』)、脚本はチョ・ユジンが務めた。

●配信情報
『魔女-君を救うメソッド-』U-NEXTにて独占見放題配信中(毎週土曜・日曜配信)
[2025年/全10話]監督:キム・テギュン『暗数殺人』(映画) 脚本:チョ・ユジン『パイロット』(映画)
出演:パク・ジニョン『悪魔判事』『ユミの細胞たち』シリーズ、『花様年華~君といた季節~』、ノ・ジョンウィ『ヒエラルキー』『その年、私たちは』『18アゲイン』 ほか