ムン・ガヨンとチェ・ヒョヌクが主演の新作ドラマ『あいつは黒炎竜』がU-NEXTで配信中だ。
ムン・ガヨンは、大手デパートの企画チーム長ペク・スジョンに扮していて、その上司である本部長パン・ジュヨンをチェ・ヒョヌクが演じている。実は、ジュヨンは表と裏の両面を持っていて、裏では徹底したオタク生活を続けているのだが……。(以下、一部ネタバレを含みます)
■新作ロマンチックコメディ『あいつは黒炎竜』、ムン・ガヨン扮するアネゴ肌ヒロインが最強!
『あいつは黒炎竜』でヒロインを演じているムン・ガヨンの強烈な存在感に圧倒されている。
彼女は以前、『女神降臨』でラブコメ主人公の仰天キャラを存分に見せてくれた。演じた高校生イム・ジュギョンは容姿にコンプレックスを持っていたが、特別メイクという魔法を手にして女神のように変身していく。その姿をムン・ガヨンが可笑しく演じていた。
そのドラマで人気を博したムン・ガヨン。後に主演した『愛と、利と』が印象深い。物語の舞台は大手銀行のソウル市内の支店で、ムン・ガヨンが演じるアン・スヨンは窓口係として仕事を巧みにこなすのだが、契約社員なので正当に評価されていない。
そんな彼女に惚れているのが誠実な人柄の係長ハ・サンス(ユ・ヨンソク/『その電話が鳴るとき』)。彼はスヨンとデートする間柄になったのだが、2人の間の感情的な温度差が徐々に明らかになっていく。特に、魔性的な魅力を持っているスヨンにサンスは翻弄されっぱなしだ。
サンスはスヨンの気持ちがわからず常に焦った状態。一方のスヨンは表情を変えずに表面的には淡々としている。しかし、内面では相手の気持ちを読む勘が鋭く、「すべてお見通し」という感じなのだ。
そういう主役キャラを妖しく演じていたムン・ガヨンは、今度の『あいつは黒炎竜』では再びラブコメで本領を発揮するようになった。
ムン・ガヨンが演じるペク・スジョンは上司の本部長を次々に交代に追い込むほどの「本部長キラー」。それくらい有能で気が強い。グダグダ言っている実弟を瞬時にひっぱたく場面にはビックリさせられた。
そして、新しく本部長になったパン・ジュヨンは、実は財閥3世でオーナーの孫だ。しかし、オーナーから嫌われているので、どうしても結果を出さなければならない。
それだけに必死なのだが、「秘密にしている趣味」をペク・スジョンに知られてしまい、苦しまぎれの契約を結ばなくてはならなくなる。そうした危うい関係を中心にして、ドラマは快調に進んでいく。
