『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で、パク・ウンビン扮するウ・ヨンウを見守る優しい同僚役を演じ、大ブレイクしたカン・テオ。除隊後、待望の復帰作として注目される『ジャガイモ研究所』がNetflixで配信中だ。
本作でカン・テオは、原則第一主義の大手企業のエリート役員を演じている。(以下、一部ネタバレを含みます)
■カン・テオ&イ・ソンビン共演のロマンティックコメディ、Netflix『ジャガイモ研究所』見どころ紹介
●『ジャガイモ研究所』ストーリー
キム・ミギョン(イ・ソンビン/『酒飲みな都会の女たち』)は、ポテトチップスの売り上げ1位を誇るソンニョン食品のジャガイモ研究所で、ジャガイモに愛を注ぎながら、品種改良などの研究に没頭する毎日を過ごしている。
ある日突然、大手企業のウォンハン・リテールがソンニョン食品を吸収合併する。その合併に貢献したのが、歴代最年少でウォンハンの理事になったソ・ベクホ(カン・テオ)だ。
ジャガイモ研究所の存続に不安を感じるミギョンに、追い打ちをかけるようなことが起きる。かつてミギョンがウォンハンに勤務していたとき、自分を裏切り、会長の娘と結婚した元恋人のパク・ギセ(イ・ハクジュ/『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』『マイネーム: 偽りと復讐』)と再会、彼が専務に出世したことを知る。
リストラにより、ジャガイモ研究所の所長(キム・ギュチョル/『復活』)が解雇される。後任が決まるまでの臨時所長として着任したのが、ベクホだった。しかもベクホは、ミギョンの弟(シン・ヒョンスン/『ハンガン警察』)が経営するゲストハウスで1か月間暮らすという。
果たして、ミギョンたち研究員は、ジャガイモ研究所を守ることができるのか――。
●『ジャガイモ研究所』見どころ
ベクホを演じるカン・テオは、入隊中の当直の合間に、眠気覚ましのため何冊かの台本を読んだそうだが、前作の『ウ・ヨンウ弁護士~』とは異なる色をもつ本作に強く惹かれたという。
確かにカン・テオは、ソフトで温かく人を包み込む『ウ・ヨンウ弁護士~』のイ・ジュノとは真逆の、冷淡で原理原則を重んじるペクホを見事に演じ分けている。
共演のイ・ソンビンは、イム・シワン主演の『少年時代』でかかと落としを得意技とする女番長を演じ、強烈な印象を残した。本作では、仕事と恋の裏切りという2つの恨みを重ねるウォンハンに対し、怒りをあらわにするミギョンを、コミカルに演じている。
直情型のミギョンに次第にペースを乱されるペクホに、思わずクスッと笑みがこぼれる。
また、2人を取り巻くジャガイモ研究所の研究員たちが、「ジャガイモ愛」という共通項で強く結ばれているのも面白い。
演出はカン・イルス(『新米史官ク・ヘリョン』『ソロモンの偽証』)とシム・ジェヒョンの共作、脚本はキム・ホス(『新米史官ク・ヘリョン』『ソロモンの偽証』)が務める。
●配信情報
Netflixシリーズ『ジャガイモ研究所』独占配信中
[2025年/全12話]演出:カン・イルス、シム・ジェヒョン 脚本:キム・ホス
出演:イ・ソンビン、カン・テオ、イ・ハクジュ、キム・ガウン、シン・ヒョンスン