■映画『グッドニュース』劇中に登場する金浦空港、市内の「北辺洞100年の道」を歩いてみる
『グッドニュース』では、金浦空港に着陸したハイジャック機内の犯人たちと、管制官や韓国と日本の官僚たちとの手に汗握る攻防が見どころとなっている。
同空港がある金浦市は、首都ソウルの西部に隣接するソウルのベッドタウンだ。この金浦市の南東部に、北辺洞(プッピョンドン)というエリアがある。
北辺洞は、1980~90年代には金浦郡庁、金浦警察署、金浦市外バスターミナルなど、官公庁と主要施設、商店が密集した金浦の中心地だった場所だ。2000年代に入り、警察署と市外バスターミナルが移転すると、商圏が衰退し、老朽化する住宅が目立ってきたという。
一方このエリアには、京畿道登録文化財第542号の旧・金浦聖堂や、100年超の歴史がある旅人宿(ヨインスク)、近代建築など由緒ある建造物があることから、京畿観光公社が「北辺洞 100年の道」に選定した。
実際に北辺洞を散策してみると、レトロな文字の看板や懐かしさを感じる佇まいの商店などが並び、過去にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
●金浦市へのアクセス
ソウル駅から金浦空港駅まで、空港鉄道・直通列車で約43分

