――今回のツアーは“バンドアーティスト ソ・イングク”の新たなスタートのようにも思えます。このツアーの意味をどのように捉えていますか?
「バンドと共に作る音楽をファンに届けられること自体が大きな意味を持ちますし、日本でコンサートができることも本当に光栄です」
―― バンドでのステージとソロパフォーマンスの違いは?
「バンドはその場で一緒に音を作り上げるライブ感が魅力です。ソロでは完成された音源に合わせる形なので、どちらが良いということではありませんが、個人的にはバンドサウンドが好きですね」
――アルバム『IRO』を携えた今回のツアーで、どんな“色”を見せたいですか?
「僕が持っているさまざまな音楽性を見せること、それこそがソ・イングクの“色”だと思います」
――今後もバンド形式で活動を続けたい気持ちは?
「ぜひ続けたいです!」
――久しぶりに日本のファンと直接会うツアーですが、最も楽しみにしている瞬間は?
「ステージに立って、ファンの皆さんと一緒に歌う瞬間が一番楽しみです」
――長く応援してくれている日本のファンに伝えたいメッセージは?
「アルバムのタイトルが『IRO』で、ツアータイトルが『SIGNAL』です。今回のステージを通じて、僕の音楽的な色とこれからの方向性を感じ取ってもらえたらうれしいです」
――今後の音楽活動や新しいプロジェクトの予定はありますか?
「現在ドラマを撮影中で、来年放送予定のドラマと新しい音楽活動をぜひ楽しみにしていてください」
インタビュー:イ・ギョンホン
●ソ・イングク Profile
1987年10月23日生まれ。180㎝。2009年のオーディション番組『スーパースターK』初代優勝者。同年10月、「Loving U」で歌手デビューをし、韓国の音楽配信チャートで1位を獲得。シン・ウォンホ監督が手掛けたバラエティ番組『男の資格 合唱編』を経て、同監督の『応答せよ1997』の主役に抜擢されブレイク。以降、さまざまなフィールドで活躍を続けるマルチエンタテイナー。
主な主演作に、『もうすぐ死にます』(2023-24年)『美男堂の事件手帳』(2022年)、『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(2021年)、『空から降る一億の星』(2018年)、『ショッピング王ルイ』(2016年)、『元カレは天才詐欺師♡~38師機動隊~』(2016年)、映画『オオカミ狩り』(2022年)など。十二支の守護神を演じたドラマ『TWELVE トゥエルブ』では音楽監督としても参加するなど、さらに活躍の幅も広げている。
日本での音楽活動は、2013年からスタート。2025年9月3日にリリースしたスペシャルミニアルバム『IRO』は、オリコンアルバムデイリーランキング1位、iTunes R&B/ソウル・トップアルバム3日連続1位など、各チャートで好成績を記録し、大きな反響を呼んだ。