愛の不時着』や『浪漫ドクター キム・サブ3』で知られる韓国俳優イ・シニョンが、初めて訪れる日本の各地で、地元の人々と交流し、おいしい食べ物に舌鼓を打つ。初めての体験と出会いの紀行ドキュメンタリー番組『イ・シニョンが行く!おいしいニッポン』が、ディスカバリーチャンネルで、12月26日からはじまる。

 旅を終えたばかりのイ・シニョンに、はじめての日本の番組へのオファーについて、そして実際に旅を通して感じたことを訊いた。(インタビュー全2回のうち前編)

■韓国注目の若手俳優イ・シニョンが出会った日本「毎瞬間瞬間すべてが驚きで、すべてが僕とぴったりでした」

――最初に、日本を旅しませんか?というオファーが届いたときの感想は?

「驚きがいちばんでした。びっくりしました。どうして?なんで僕に? と。でもすごくいいチャンスだと思いましたし、やってみたらすごく面白かったです」

――今回、はじめて経験した旅の収録を終えて、もっとも印象的なことはどんなことですか?

「以前から、僕は日本のことをとても“感性的”だと思っていました。“感性”というのは、“色”といえばいいでしょうか。僕たちはとても近いところにある国ですけれど、色合いが違うんですね。風景を見て文化を楽しみ、いろんな食べ物にも挑戦していくなかでよりその考えが深まった印象です。

 今回、僕が実際いろいろインタビューする機会があったんですが、なにせ初めての経験ですし、日本語もわからないですから、少し手間取ったりしていたと思うんです。でも、みなさんとても親切で、待ってくださったり、思いやりが感じられて、本当に嬉しかったし、とても感動しました。物事に対する考え方、接し方、心構え、というアティチュードの部分の違いに触れることができて、おもてなしの心や、気遣いに何度も感銘も受けました」

――なるほど。今回は、奥多摩や秩父、そして下町なども散策したそうですね。いわゆる東京の渋谷や新宿、大阪の難波など、繁華街とは違う雰囲気をもつエリアだったかと思いますが、この旅で、驚いたことベスト3と、おいしかったものベスト3を教えてもらえますか?

「おいしかったものから先に紹介しますね。まずは旅館でいただいた懐石料理です。やっぱり高級なものっておいしいですよね! そして、とても印象深いのが、釣りに挑戦したときに出会った方が焼いてくださった魚の塩焼きです。とても丁寧に焼いてくださって。釣り場での出会いからはじまって、僕のために使ってくれた時間、生まれた絆とかすべて凝縮していて。とてもおいしかったし、ありがたかったです。

 それと、それこそ数時間前に食べたんですけれど、“団子”です。小豆や抹茶といった味付けのもので、お餅だし、味も想像できる、知っている味だと思って油断したんですが、 “わかっていてもおいしい”、想像を超えたおいしさに本当にびっくりしました」

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