――この番組を通して、自分自身に変化があったとすればどんなところですか?
「日本語ができなくても、なんでもいいから声をかけてみようって思えるようになりました。仕事でも同じかな。今回、僕はとても気持ちよく仕事ができましたが、それもこれも、いいものを作るための配慮がとても感じられたからだと思います。僕もそういう役割をしていく人間になりたいです」
――ところで、番組では日本各地のソウルフードを食されていますが、イ・シニョンさんにとって、食べること、またソウルフードはなんですか?
「食べることは生きることです。いまでこそ、食べたいものをいつでも食べることができますが、そうではない時期もありましたから。そして、僕のソウルフードは、やはりサムギョプサルです。
正直に言うと、ひとりで1キロは食べます。ごはんも3杯。でもこれはいきつけの店だけでのことです。もともと、韓国では決まったものばかり食べるタイプで、食べ物でも冒険することがなかったんですよ。
だから、今回の撮影で本当に冒険しました。こんな食感もあるのか、味もあるのか、香りもするんだ!という驚きと発見がいっぱいありました。もっといろいろ知りたくなりましたし、言葉でもっと詳しく表現できるようにもなりたい。“食レポ“の語彙を増やしたいですね」
――ここで、番組のみどころ、おすすめが伝わるように番組のキャッチコピーをつけてください。
「ひとことでいうなら、“青春”な気がします。28歳ができる現実的な旅行だと思いました。たとえば、旅館でも、ほかを節約してなら挑戦できる範囲のものです。そして、25歳の僕なら、緊張してできなかったことでもあると思います。この年になったからこそ、そして、変化をおそれなくなった僕だからできる旅行だったと思います。だから、“28歳のイ・シニョンの青春”かなと。
――もし続編が作られることになったら、どこのエリアを旅行したいですか?
「札幌です!スキーもしたいですし、旅館にも泊まってみたいです。そして温かいお酒、熱燗を飲んでみたいですね。ビールももちろん飲んみたいです。実は僕、動画で札幌のコンテンツをすごく見てるんですよ。いちばんやってみたいのは、パウダースノーのなかに飛び込むことです」
●イ・シニョン Profile
1998年1月24日生まれ。身長180cm。2018年WEBドラマで俳優デビュー。『愛の不時着』(2019-20年)のイケメン兵士役で顔を広め、『昼と夜』(2020-21年)では警察庁特殊チームの警部補役、『キミと僕の警察学校』(2022年)では元柔道選手の新入生役などを好演。医学生役を演じた『浪漫ドクターキム・サブ3』(2023年)では、SBS演技大賞新人賞を受賞。実話をもとに描いたバスケットボール映画『リバウンド』(2023年)では、第44回青龍映画祭の新人男優賞にノミネートされた。最新ドラマ『この川には月が流れる』(2025年)では、廃位された王子役。風流人を装う孤独な王子の複雑な感情を繊細に表現し、好評を得ている。そのほかの主演作に『社長ドル・マート』(2023年)、『魅惑の人』(2024年)など。
●番組情報
『イ・シニョンが行く!おいしいニッポン』
ディスカバリーチャンネルにて12月26日(金)20:00〜より放送スタート
放送日:毎週金 20:00〜ほか 再放送:毎週土 13:30〜ほか
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