――演出を描けたのは、2025年の大ヒット作『私の夫と結婚して』のパク・ウォングク監督です。現場では、監督から何かアドバイスはありましたか? 

イ・ジュビン「パク・ウォングク監督は、俳優たちに対して『現場で自由にやってもらいたい』というスタンスで、それぞれのキャラクター、俳優の考えを尊重してくださいました。監督から要望があるというより、『このキャラクターだったらどうしたい?』『この場合はこうするよね』などと、話し合いのなかで繊細なアドバイスをしてくださいました」

――主人公ソン・ジェギュは、予測不能な純情男です。アン・ボヒョンさんが思うジェギュの魅力は?

アン・ボヒョン「ソン・ジェギュという男は固定概念が強く、甥のハンギョルが親がいないという理由で『親孝行賞』を撤回されれば学校に苦言を呈しに行くなど、執念深い面があります。そういった面が周囲から怖がられる理由でもあるのですが、ハンギョルの担任であるボムに出会うことによって、純情な面が出てきて変わっていきます。

 見た目はちょっとワイルドだけど、中身は温かいキャラクターなので、予測不可能な行動を起こしてしまいがちですが、『え? こんなことありえる?』と思いながらも、笑っていただけるようなシーンがたくさんあると思います。同時に、ボムに対してまっしぐらに向かっていく姿や、彼女を守るためのアクションは、まさに“純情”が表れていて、ラブストーリーとしても楽しんでもらえると思います」

イ・ジュビン「アン・ボヒョンさんは体を張るシーンが本当に多くて、『このドラマ、スポーツものだっけ?』と錯覚するほどで(笑)。電車より早く走ったり、家の門を走り高跳びのように跳び越えたり、スタッフのみなさんが、俳優アン・ボヒョンの身体能力をフル活用していました(笑)」(後編に続く)

ユン・ボム役イ・ジェビン 写真提供:Prime Video

●アン・ボヒョン プロフィール

1988年5月16日生まれ。187cm。元アマチュアボクサーで、学生時代は釜山代表選手として全国大会に出場し優勝したほどの実力者。大学進学後はモデルとして活動しながら俳優を目指し、2014年のドラマ『ゴールデンクロス』に端役で出演。『太陽の末裔 Love Under The Sun』の特殊部隊員役で注目され、『彼女の私生活』『梨泰院クラス』でブレイク。以降、主演俳優としてコンスタントに活躍している。破天荒な財閥出身刑事を熱演した『財閥×刑事』は好評を得て、シーズン2も決定。

●イ・ジュビン プロフィール

1989年9月18日生まれ。アイドル練習生を経て、演技の道へ。2017年のドラマ『耳打ち〜愛の言葉〜』でデビュー。『ミスター・サンシャイン』『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』『先輩、その口紅塗らないで』など、数々の話題作で助演を務め、2025年の大ヒット作『涙の女王』で演じた財閥一家の嫁でワケアリの女性ダヘ役の好演で注目を集める。さらに、『ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え』でキム・ジフン演じる強盗犯と恋に落ちる人質役でも人気に。出演作に『離婚保険』など。

●『スプリング・フィーバー』あらすじ

ある出来事によりソウルから田舎町の高校に赴任してきた教師ユン・ボム(イ・ジェビン)。人と交わることなく無難な毎日を送る彼女の前に、担任を受け持つ生徒ハンギョル(チョ・ジュニョン)の叔父で保護者のソン・ジェギュ(アン・ボヒョン)が現れる。ヤクザと疑われるような風貌と荒っぽい言動で、町の人々から恐れられているジェギュに、最初は怯えるボムだったが、真っ直ぐに口説かれ、たびたび助けられるなか、意外にまっとうで心温かなジェギュに頑なに閉ざしていた心がほぐれていくが……。

(C)2025 CJ ENM STUDIOS Co. Ltd & CJ ENM Co.Ltd All Rights Reserved

●配信&作品情報

『スプリング・フィーバー』Prime Videoで独占配信中(毎週月火に1話ずつ配信)

[2025年/全12話]演出:パク・ウォングク『私の夫と結婚して』『朝鮮心医ユ・セプン』 脚本:キム・アジョン『初対面だけど愛してます

出演:アン・ボヒョン、イ・ジュビン、チャ・ソウォン、チョ・ジュンヨン、イ・ジェイン

(C)2025 CJ ENM STUDIOS Co. Ltd & CJ ENM Co.Ltd All Rights Reserved