JAEJOONG(ジェジュン)が、キャリア初となるホラー作品『神社 悪魔のささやき』に出演。第28回富川国際ファンタスティック映画祭「マッドマックス」部門にも出品されるなど、注目を集めている。

 共演はコン・ソンハコ・ユンジュン、木野花ら。『私の男』『#マンホール』などで国内外から高い評価を受けてきた熊切和嘉監督のもと、日韓キャスト・スタッフが一丸となり、“異文化”と“信仰”をテーマにした新感覚ホラー映画を作り上げた。

■映画『神社 悪魔のささやき』見どころは?日韓文化交流プロジェクトに参加する大学生を襲った“神隠し”

 今作の舞台となるのは兵庫県。日韓文化交流プロジェクトに参加するために滞在していた大学生らが、忽然と失踪した。このプロジェクトの責任者であったユミ(コン・ソンハ)の妹も、同じく姿を消したことから、ユミは大学時代の先輩でもある祈祷師ミョンジン(JAEJOONG)に連絡し助けを求める。

 韓国から駆け付けたミョンジンは、失踪事件の調査のために事件の発生した廃神社に訪れるが。そこで見つけたのは、民間信仰の中で生まれた“悪しき存在”だった……。

 ユミの妹を無事悪魔から取り戻すことはできるのだろうか。そして、ミョンジン今もなお苦しみ続けている暗い過去とは――。

映画『神社 悪魔のささやき』(C) 2025, MYSTERY PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.

■映画セットなし、完全ロケだからこそ生まれたリアルな恐怖

 撮影の大きな特徴は、セットを組むことなく、あえて現存する場所のみを使用したことだろう。その中でロケ地として選ばれたのは兵庫県の神戸だ。古くから交易拠点として栄えてきた土地である一方、その残滓として、廃屋や長らく使われなくなった工場などが数多く取り残されている。

 今作では、そんな神戸の衰退の側面をホラー作品に生かすことで観客がより現実味のある恐怖を体験できるようにしている。

 その中でも一番の“恐怖スポット”は、悪魔が次々と出演者たちに憑依するトンネルのシーンだろう。

 ロケ地となったトンネルは、かつて土砂運搬用のベルトコンベヤ跡として建設された実在の施設。全長14.6キロに及び、内部には光がほとんど差し込まない。稼働停止から長らく放置されたゆえの埃っぽい空気感が、CGでは再現できない生々しい恐怖感を演出している。

映画『神社 悪魔のささやき』(C) 2025, MYSTERY PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.