Netflixで人気ランキング上位のヒーリングラブコメディ『わたしの完璧な秘書』。ハン・ジミンが演じている主人公は、ヘッドハンティング専門企業「ピープルズ」を率いる最高経営責任者カン・ジユンだ。

 ジユンは抜群のビジネスセンスを持った女性だ。圧倒的な行動力を生かして、自社を業界第2位の規模にまで押し上げた。まさに誰もが認める敏腕社長として、華々しい成功を収めている。(以下、一部ネタバレを含みます)

■『わたしの完璧な秘書』極端にデコボコな2人が織りなす絶妙な人間関係がとても面白い

 完璧に見えるCEOジユンにも致命的な欠点があった。ひとたびビジネスの最前線から離れると、驚くほどズボラなのである。デスク周りの書類は常に散乱しており、整理整頓という概念が存在しない。おまけに、一緒に働く社員の名前すら正確に覚えようとしないのだ。このような人物の下で働く部下たちは大変だ。

 もしジユンが直属の上司であったなら、部下には深い忍耐力が要求される。理不尽な態度をひたすら耐え忍ぶ、という職場環境なのである。

 そんな状況を改善するために現れたのが、イ・ジュニョクが扮するユ・ウノである。彼はタイトルが示す通り完璧な秘書なのだ。

 前職は、大手電子機器メーカーの人事部員。極めて優秀な成績を残していた。ところが、才能を疎んだ器の小さな上司から激しい嫉妬を受けてしまう。その結果、何の落ち度がないにもかかわらず、不当に会社を解雇されるという苦難に見舞われた。

 そんな理不尽な過去を経て、彼はジユンの元で新たなキャリアをスタートさせることになった。

 ウノの業務処理能力は群を抜いている。散らかり放題だったジユンの資料を瞬時に分類し、必要な情報を完璧にまとめた。さらに、商談相手に関する事前のリサーチ力もずば抜けている。

 実は、ジユンとウノは過去に最悪な形での初対面を経験していた。そのため、ジユンは個人的な感情から、新しい秘書をどうしても素直に受け入れたくないと考えている。なんとかして彼を遠ざけようとするのだが、それは仕事上では得策でなかった。

 とにかく、ウノの提供する仕事の質がとても高い。社長業を支える完璧なサポートぶりを見せつけられては、さすがのジユンもウノの存在を認めないわけにはいかない。

『わたしの完璧な秘書』(C)SBS