本作はWeb小説を原作にしているが、かなり改変が加えられているという。例えば、高校時代、実はソンジェはヒロインに片想いをしていたという展開も、ドラマだけの設定。改変は改悪になることも多いが、本作の場合は、この片想いというポイントを新たに入れたことで、切なさを倍増させ、ソンジェというキャラクターがより立体的になった。

 高校時代は、ソンジェのぶっきらぼうな愛情表現や、2人の甘酸っぱいやりとりが、印象的に描かれていて目が釘付けになる。ソンジェが、ヒロインを危険から救うために駆け回るシーンでも、片想いという設定が効いている。

 30代にして高校生を演じたビョン・ウソクだが、キュンとさせたり、ホロリとさせたり、とにかく見せ場たっぷりだ。

『ソンジェ背負って走れ』は、始まる前はほとんど注目されていなかった。だが、終わってみれば、韓国ドラマ界に輝くラブファンタジーの傑作と言わしめ、ビョン・ウソクというスターを誕生させることにもなった。

 一方、新作の『21世紀の大君夫人』は逆に、ブレイク後初主演のビョン・ウソクと人気も実力も兼ね備えたIUの共演ということもあり、始まる前から大き過ぎるともいえる注目を集めている。物語は始まったばかりだが、『ソンジェ背負って走れ』を久々に観ると、ビョン・ウソクの再びの爆発力を思わず期待してしまう。

『ソンジェ背負って走れ』U-NEXTにて独占配信中 (C) CJ ENM Studios Co., Ltd.

●配信情報

『ソンジェ背負って走れ』U-NEXTにて独占配信中

[2024年/全16話]演出:ユン·ジョンホ、キム·テヨプ 脚本:イ・シウン

出演:ビョン・ウソク、キム・ヘユン、ソン・ゴニ、イ・スンヒョプ

(C) CJ ENM Studios Co., Ltd.