ク・ギョファンコ・ユンジョン主演のNetflix注目作『誰だって無価値な自分と闘っている』は、自分の価値を認め合うことの難しさを描いているヒューマンドラマだ。脚本を手掛けているのは、名作『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』『私の解放日誌』を世に出したパク・ヘヨンである。(以下、一部ネタバレを含みます)

■Netflix注目作『誰だって無価値な自分と闘っている』コ・ユンジョン演じるウナの素性はいつ明らかになるのか

 パク・ヘヨンの作品に登場するヒロインは、みんな一様に重い荷物を背負って生きている。『マイ・ディア・ミスター』のイ・ジアン(IU)、『私の解放日誌』のヨム・ミジョン(キム・ジウォン)もそうだった。

 そして、新作『誰だって無価値な自分と闘っている』のピョン・ウナ(コ・ユンジョン)もまた、非常に重苦しい状況を抱えている。

 ウナには、精神状態が鬱屈してくると鼻血を出してしまう、という特異な反応がある。その背景には、小学生のときに両親に捨てられたという深い心の傷が存在する。この過酷なトラウマが、彼女の人生に暗い影を落とし続けているのだ。さらに現在も、彼女はその過去から解放されてはいない。

 そんなウナは、チェ・フィルムという映画会社に勤めている。会社の代表を務めるチェ・ドンヒョン(チェ・ウォニョン)は、ウナに対して厳しい姿勢を見せている。かつて彼は、ウナの秘めた才能を高く評価していたが、今ではその能力に強い疑問を抱くようになってしまったのである。

 社内が張り詰めた状況の中で、チェ・フィルムが製作した新しい映画が公開を控えていた。この作品は、大ヒットの予感を十分に匂わせている自信作だった。主演を務めているのは、国民的女優と称される大御所のオ・ジョンヒ(ペ・ジョンオク)だ。

 ところが、ネット上の心ない書き込みによって、思わぬ事態が引き起こされてしまう。その内容は、ジョンヒの隠された過去に関するものだった。娘で女優のチャン・ミラン(ハン・ソンファ)とは血がつながっておらず、過去に実の娘を非情にも捨ててしまったという衝撃的な事実が暴露されたのである。

 このような事態は、映画の興行成績にも深刻な悪影響を与えかねない。ドンヒョンは極端にうろたえて、「捨てられた娘」を早く探すよう担当者に指示した。

Netflix『誰だって無価値な自分と闘っている』独占配信中 画像:JTBC