■チ・チャンウクとファン・イニョプの共演も楽しみな『アンナラスマナラ』

 物語冒頭は、魔術師のリウル(チ・チャンウク)が住む寂れたテーマパークに女子高生が迷い込んできたことから始まる。彼女に彼が掛ける言葉が、「魔法を――信じますか」。その深く甘く響く低音ボイスに、初っ端から魔法をかけられてしまいそうだ。

 リウルと出会うヒロインの女子高校生ユン・アイ役にはチェ・ソンウンマ・ドンソク主演、パク・ジョンミンとチョン・ヘインが出演した映画『スタートアップ』(2019年)でデビュー後、ドラマ『怪物』で注目された若手女優だ。

 ヒロインのクラスメートで、勉強しか知らずに生きる意味を見失っている優等生ナ・イルドゥン役には、『女神降臨』でチャウヌ(ASTRO)と人気を二分したネクストブレイクスターのファン・イニョプが扮する。彼は、不思議なマジシャンに出会うことで、マジックの楽しさに目覚め、少しずつ変化していくという役どころで、再び“高校生役”(しかも今回は眼鏡男子!)を見せてくれる。

 他にも、主人公リウルの少年時代を『あなたが眠っている間に』や『スタートアップ:夢の扉』で知られる名子役のナム・ダルム、イルドゥンの父親役を『梨泰院クラス』や『ヴィンチェンツォ』などヒット作には欠かせないユ・ジェミョンが演じる。

 演出は『梨泰院クラス』のキム・ソンユン。彼が『雲が描いた月明り』でコンビを組んだキム・ミンジョンが脚本を手掛けるということで、ますます期待が高まる。

 予告編では、チ・チャンウクとヒロインのチェ・ソンウンによる劇中歌「おじさん、魔法を信じますか」も公開。チ・チャンウク扮するリウルはミュージカルの要素をとりいれた不思議なキャラクターで、ビジュアルの美しさ、謎めき度も心を惹く。これまでの韓国ドラマにないタイプの作品になりそうだ。

『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』(全6話予定)はNetflixにて5月6日(金)より独占配信スタート。