Netflix配信中の韓国ドラマウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の人気が世界中に広がっている。韓国では2022年4月に新生したばかりのケーブル放送局ENAで放送されていて、第1話は平均視聴率0.948%でスタートするも、第9話は平均視聴率15.78%を記録するなど、ブームを起こしている(すべてニールセン・コリア調べ)。Netflix配信では日本を始め、世界各国でもランキング上位に入っている。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主人公は自閉スペクトラム症の新米弁護士ウ・ヨンウ(パク・ウンビン)。IQ164で天才的な記憶力を持つ彼女が、その才能を生かして法律事務所ハンバダの上司や同僚とともに協力して法廷で活躍するリーガルストーリーだ。

 理想的な上司の弁護士チョン・ミョンソク(カン・ギヨン)、同期の”春の日差し”チェ・スヨン(ハ・ユンギョン)、”腹黒策士”クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)たちとのチームワークは毎回お見事。ウ・ヨンウ弁護士を温かく見守る同僚の訴訟チームスタッフ、イ・ジュノ(カン・テオ)との微笑ましいロマンスもゆっくり進行中で、目が離せない。

 ウ・ヨンウを男手ひとりで育ててきた父ウ・グァンホ(チョン・べス)、親友のトン・グラミ(チュ・ヒョニョン)など、周囲の人物たちも皆それぞれ個性的で魅力的だ。父と実母の確執など複雑なエピソードも現れ、後半の展開にさらに期待が高まる。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像:ENA

 本作の見どころは、なんといっても主人公ウ・ヨンウ弁護士のキャラクターだ。そして、ウ・ヨンウを演じている女優パク・ウンビンの天才的な演技力、チャーミングな表現力にも改めて注目が集まっている。

 パク・ウンビンは1992年9月4日生まれ。子役出身でその演技キャリアは長く、デビューは1998年のドラマ『白夜3.98』。同作を手掛けた故キム・ジョンハク監督による『太王四神記』では、ムン・ソリ演じるヒロインの少女期を演じるなど、数多くの時代劇で名子役として活躍。代表作に『恋慕』(2021年)、『ブラームスは好きですか?』(2020年)、『ストーブリーグ』(2019年~2020年)、『私だけに見える探偵』(2018年)、『法廷プリンス-イ判サ判-』(2017年~2018年)、『恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~』(2016年)、『ホジュン~伝説の心医~』(2013年)などがある。

 ここでは、ウ・ヨンウ弁護士にハマり中の方にぜひ観てほしい、パク・ウンビン出演お薦め作を2本紹介しよう。