■キム・ヘスが教育戦争に奮闘する王妃を演じる史劇『シュルプ』
骨太リーガルドラマ『未成年裁判』や日本でもリメイクされた秀作サスペンス『シグナル』など、作品の目利き力の高さと華のある演技力で、数々のヒット作を世に送り出してきたキム・ヘス。久しぶりの時代劇出演となるNetflixシリーズ『シュルプ』では、朝鮮王朝時代の王室を舞台に、トラブルメーカーの息子のために熾烈な教師戦争に乗り出す“王妃”を演じる。
朝鮮王の正室で王子たちの母である王妃ファリョン(キム・ヘス)。王室の陰の権力者として目を光らせる大妃(キム・ヘスク)、側室の“重鎮”ファン貴人(オク・ジャヨン)と、王の愛を受けて側室となったテ・ソヨン(キム・ガウン)と、王位後継をめぐる戦いに身を置く女たちの戦いのなか、トラブルメーカーの息子たちを王妃のお眼鏡に叶う後継ぎとして育てるべく、英才教育に乗り出すが……!?
キム・ヘスが演じるのは、毎日問題を起こす王子たちの面倒を見ているおかげで、気品は二の次、なりふりかまわず子育てに明け暮れる王妃ファリョン役。息子たちを追いかける毎日ゆえ、宮殿でもっとも足が速い人となってしまった王妃を、母性とカリスマ性を保ちつつ、どう演じていくのかが楽しみだ。
ファリョンの姑(つまり大妃)をベテラン女優キム・ヘスクが演じるほか、民に愛されし偉大な王イ・ホを、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』『サンガプ屋台』のチェ・ウォニョンと、演技派たちが担う。
ほかにも、側室たちには、『ビッグマウス』や『Mine』で強烈な印象を残したオク・ジャヨン、『まぶしくて-私たちの輝く時間-』のキム・ガウンがキャスティング。ファリョンを相手に王室内の教育戦争をどう繰り広げていくか、見ものだ。
ファリョンのやんちゃな息子たちには、『マイネーム:偽りと復讐』で若手刑事ゴンピョン役を演じたムン・サンミン(ソンナム大君)、PRODUCE 101 シーズン2出身で、俳優としても『優秀巫女カ・ドゥシム』で高校生幽霊ヒョンス役などでキャリアを更新中のユ・ソンホ(ケソン大君)らが抜擢。ファン貴人の息子で、ソンナム大君となにかと衝突するウィソン君を、名子役出身でSF9として活躍するカン・チャニが演じる。
タイトルの「シュルプ(슈룹)」は傘を意味する昔の韓国語。子供たちが雨に濡れぬよう傘で守る母・王妃の波乱万丈の子育て奮闘記に、現地では早くも関心が高まっている。
●Netflixシリーズ『シュルプ』10月15日(土)より毎週新着エピソード独占配信