日本で韓流ブームが巻き起こって約20年。韓国ドラマの人気とともに歩んできた韓流エンタメ情報誌『韓国TVドラマガイド』の表紙を飾ったスターたちを、当時のエピソードなどを交えて振り返っていくシリーズ。
今回は5年前の2017年4月発売の70号から、同年12月発売の74号までを紹介します。オールタイムベストで人気トップのイ・ジュンギ、そして5年前の韓国ドラマを盛り上げていた急成長の若手スターたち、イ・ジョンソク、ソ・イングク、チ・チャンウク、パク・ボゴムが表紙に登場。『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016年)、『雲が描いた月明り』(2016年)、『花郎<ファラン>』(2017年)など、時代劇ロマンスの名作がブームを巻き起こしました。
■危険な皇子『麗』イ・ジュンギ、漫画の主人公が似合う『W』イ・ジョンソク
70号(2017年4月発売)の表紙はイ・ジュンギ。彼の魅力が全開した傑作史劇ロマンス『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』を徹底紹介しています。
同作でイ・ジュンギが扮するのは、高麗時代に“血の皇帝”と呼ばれた有名な王、光宗の皇子時代ワン・ソ。史劇ロマンス史上、最強の“危険な皇子”の圧倒的オーラと孤独、兄弟の王位争い、切なく激しいロマンスも見どころです。現在から魂だけタイムスリップしてきたヒロイン役にIU、イ・ジュンギの兄弟皇子役にカン・ハヌルとナム・ジュヒョクが出ていることも見逃せません。
前号(69号)から2号連続となるインタビューでは、「愛に対する渇望感や寂しさなど、ワン・ソは僕自身、共感する部分が多かった」と語っていたイ・ジュンギ。ゆえに、本作では「内面を掘り下げた演技」に焦点を当てて演じたと言います。
切ないロマンスを演じたイ・ジュンギとIUは、「もう一度共演が見たいカップル」として人気を得て、今も互いに応援メッセージを送るなど、プライベートの交流が続いています。
71号(2017年6月発売)の表紙はイ・ジョンソク。主人公を演じたファンタジーロマンス『W-君と僕の世界-』(2016年)を特集しました。人気Web漫画の主人公という非現実な設定のキャラクターを、イ・ジョンソクはその少年のようなビジュアルと主人公オーラ、巧みな演技力で好演。MBC演技大賞の大賞、最優秀演技賞を受賞して、若手のなかでもトップ俳優の位置を確立した作品です。
ヒロイン役は『春のワルツ』(2006年)、『トンイ』(2010年)のハン・ヒョジュ。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のウ・ヨンウの理解ある上司役で注目のカン・ギヨンがヒロインの同僚で出演しています。