他にも、若手の助演で存在感を示しているのが、クァク・ドンヨンだ(1997年3月19日生まれ)。バラエティ『青春MT』では先輩俳優たちにイジられまくるオモシロ素顔を見せた彼。『ヴィンチェンツォ』では財閥グループの若く横柄な会長(ただし操り人形)役でドンデン返しの一端を担う。
『雲が描いた月明り』では世子(パク・ボゴム)の友人であり忠誠心の強い護衛武士を演じ、そのポーカーフェイスぶりで笑わせてくれた(最後は号泣だが)。さらに、『ビッグマウス』では主人公(イ・ジョンソク)を慕う謎の囚人役と、常にワケありキャラで、若手オールラウンダーの筆頭株として独自の地位を築いている。
もう1人、若手でイ・テリ(1993年6月28日生まれ)も面白い俳優だ。本名のイ・ミンホで活動していた頃の出演作『屋根部屋のプリンス』では朝鮮から現代にタイムスリップしてきた世子(パク・ユチョン)の臣下を好演。実は『太陽を抱く月』ではチョン・イルの少年期を演じている。『僕が愛したシンデレラ~Beauty Inside~』では主人公(イ・ミンギ)の右腕となる敏腕秘書に扮し、名コンビぶりを披露。
最近では『偶然見つけたハル』で謎の給食料理人を演じ、ミステリアスな印象を残した。『九尾狐伝~不滅の愛~』でも、ネタバレできないキーパーソンを担うなど、出演シーンは多くなくとも、出てくるだけで気になる存在だ。
発売中の『韓国TVドラマガイド別冊「本当に好きな俳優」ベストドラマFILE』では、気になる助演俳優たちと「魅惑のオールラウンダー俳優FILE」として紹介。ほかにも、演技ドルや新星俳優などもファイリングしている。