■第43回「青龍映画賞」授賞式開催!果たして、今年の栄冠は?
韓国ではもっとも権威のある映画祭として知られ、韓国の“アカデミー賞”とも称される第43回「青龍(チョンニョン)映画賞」授賞式が11月25日、ソウル・KBSホールで開催された。授賞式はKBS 2TVにて、生中継&公式Youtubeチャンネルで配信され、昨年に引き続き、キム・ヘス、ユ・ヨンソクがMCを担当。多くの俳優、映画関係者が集った。
本年度、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞するなど話題となったパク・チャヌク監督作の『別れる決心(原題)』が作品賞、監督賞、主演男優賞(パク・ヘイル)・女優賞(タン・ウェイ)、脚本賞(チョン・ソギョン)など7冠達成。
外国人俳優ではじめて主演賞を獲得したタン・ウェイは、トロフィを手に、「これ、とってもうれしいです」と韓国語でコメント。さらに台本を取り出し、共演者&スタッフに感謝を述べた。
コロナ禍にあり、これまで以上に映画作りの苦労が多かったため、受賞者たちがすべてのスタッフたちと喜びをわかちあうコメントが多かった。
また、新人賞受賞のキム・ドンフィやキム・へユンはもちろん、助演女優賞を獲得したオ・ナラがびっくりした面持ちで震えながら喜びを爆発させる姿をみせたのも印象的。授賞式当日に審査が行われる青龍映画祭らしい「生の喜びの声」に沸いた受賞式だった。
また、新人監督賞には『Hunt』を手掛けた俳優イ・ジョンジェが獲得。代理で登壇した主演のチョン・ウソンが、その場で海外滞在中のイ・ジョンジェに電話をかけるというサプライズも。
ガールズグループのNewJeansやIVE、ZICOが祝賀ステージで盛り上げ、のりのりの反応をみせたコ・ギョンピョはSNSでも話題を独占した。
一方、名歌手チョン・フニ&クロスオーバー・グループによる、映画『別れる決心』のエンディング曲「霧」のステージの際には、同映画の主演女優のタン・ウェイが感激の涙を流す姿も見られた。
プレゼンターには、ソル・ギョング、ムン・ソリ、ホ・ジュノ、キム・ソニョンら昨年度の受賞者もちろん、テギョン(2PM)、イ・ヒョヌ、チョン・ウヒ、ユン・シユン、キム・ユジョン、ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン、チョン・ヘインなども登壇し、映画人たちのお祭りを喜びあった。