続いての登場は、翌2015年6月発売の59号。この号では朝鮮王朝時代の末期、激動の時代を生きる主人公を演じた『朝鮮ガンマン』について特集しました。

 時代劇、アクション、ヒーローものと、得意とするジャンルだからこそ、出演を決めるのに時間がかかったと、インタビューで率直に語っていたイ・ジュンギ。それでも、「時代劇でアクション、身体演技も魅せられる」という自身の武器を使えることに魅力を覚えたとか。

 その結果、銃を使った華麗なアクションで新たな魅力を発揮して、「ソウルドラマアワード2015」の韓流ドラマ部門男性俳優賞などを受賞しました。

『韓国TVドラマガイド』(59)(2015年6月発売)

 2016年8月発売の66号は『夜を歩く士<ソンビ>』(2015年)特集で、主演イ・ジュンギのほか、共演のチャンミン東方神起)、イ・スヒョクのインタビューを掲載しました。同作は朝鮮王朝時代を舞台にしたバンパイア(吸血鬼)の愛と戦いを描いた、人気ウェブコミック原作のファンタジー史劇で、イ・ジュンギの憂いあふれる演技、妖しく美しい姿が印象的です。

 初の時代劇出演となったチャンミンは、イ・ジュンギや先輩俳優と共演したことについて「尊敬する演技者の皆さんから学んだことを自分のものにして、成長した姿を見せたい」と語っていました。

 また、イ・ジュンギと敵対する妖艶なバンパイアを演じたモデル出身の美形俳優イ・スヒョクも、本作をきっかけに、大きくブレイクしました。

『韓国TVドラマガイド』(66)(2016年8月発売)

 70号(2017年4月発売)では、イ・ジュンギの魅力全開の大ヒット史劇ロマンス『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』を紹介しています。

『麗<レイ>でイ・ジュンギが演じたのは、高麗時代に“血の皇帝”と呼ばれた有名な王、光宗の皇子時代ワン・ソ。現在から魂だけタイムスリップしてきたヒロイン役にIU、イ・ジュンギの兄弟皇子役にカン・ハヌルナム・ジュヒョクが出演しています。

 史劇ロマンス史上最強の“危険な皇子”ワン・ソの圧倒的オーラと孤独、兄弟間の熾烈な王位争い、切ないロマンスなど、見どころたっぷりの本作。69号から2号連続掲載となるインタビューで、イ・ジュンギは「愛に対する渇望感や寂しさなど、ワン・ソは僕自身、共感する部分が多かった」と、自身との共通点を語っていました。

 2018年6月発売の77号では、「イ・ジュンギに惹かれる旅」をテーマに、彼の魅力を総特集。過去のインタビュー、出演作紹介、新作『無法弁護士~最高のパートナー』制作発表会レポート、同年4月のファンミーティングレポートなど、長くトップ俳優の座に君臨するイ・ジュンギの魅力を深く掘り下げました。

『韓国TVドラマガイド』(70)(2017年4月発売)
『韓国TVドラマガイド』(77)(2018年6月発売)