こう言ったら何だが、Netflix配信中の韓国ドラマ『その恋、断固お断りします』がヒットして驚いた。まさかヒットするとは思わなかった。主演のキム・オクビンもユ・テオも、ドラマ俳優としてはそれほど知名度が高くないし、これまでの役柄からいって「この2人がラブコメディ⁉」と思ったからだ。
だが、観始めてみると、いやこれは、ドラマとしてとても面白い。
本作は軽い雰囲気のラブコメディだが、意外にヒットするべく考えつくされている。
ドラマの舞台は、最近の韓ドラで人気の芸能事務所と法律事務所というハイブリッド。さまざまな“韓ドラあるある”を織り交ぜながら、ヒロインを何でも自分で解決する強い女性に設定するなど、トレンドもしっかり取り入れている。
しかも、スター俳優の主人公が美談製造機と呼ばれているとか、元カノのこじらせ具合とか、小さな設定も気が利いていて、本編でも劇中劇でもアクションを入れハラハラ感も満喫させる。大筋は王道中の王道のラブコメディだが、最後にはもう夢中になって観ていた。
……と、いろいろ並べてみたが、個人的に一番大きかったのは、ユ・テオが主役だったことだ。まだまだにわかファンだが、2年前ぐらい前からオム・テグとともに推している。ユ・テオが主演、というだけで喜び勇み、配信されたら絶対観ようと思っていた。
そんなわけで、ドラマについてはもういろいろなところで書かれているし、ここではユ・テオについてちょっと紹介してみたいと思う。