本作『財閥家の末息子』の見どころは、なんといってもソン・ジュンギのキャラクター消化力だ。1話では、財閥グループに忠誠を誓う有能な社員に扮し、40代という設定を落ち着いた雰囲気で見せたソン・ジュンギ(ソン・ジュンギの実年齢は1985年9月19日生まれの37歳)。一方で、1980年代の“財閥一族”ドジュンに転生後は、20代のキャラクターをなんの違和感もなく演じている。

 さらに、若さならではの真っ直ぐな心根と、卓越した頭脳と商才で、イ・ソンミン演じる財閥家の強大な長ヤンチョルの懐に入り込み、軽やかに復讐を進めていくさまを、伸びやかに表現。ソン・ジュンギの出世作『トキメキ☆成均館スキャンダル』のキム・テヒが脚本を手掛けていることもあり、彼の茶目っ気と知性の両面が生きた魅力的なキャラクターになっている。

『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』© Chaebol Corp. all rights reserved
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 加えて、名優イ・ソンミンが、圧倒的存在感とカリスマ性で財閥創始者を熱演。ソン・ジュンギとの緊張感あふれるやり取りにも惹き込まれること必至だ。

 ほかにも、主人公をサポートする検事ソ・ミニョン役を、『賢い医師生活』のインターン医師キョウルもといシン・ヒョンビンが担い、ソン・ジュンギと因縁の関係を演じている点も注目だ。

『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』© Chaebol Corp. all rights reserved
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 さらに、劇中では、80年代から現代にまで起きた主要な社会的出来事が実写映像とともに盛り込まれ、韓国の経済発展の過程がダイナミックに描かれていく点も興味深い。

『ヴィンチェンツォ』を越える名作と言われた本作。ぜひその面白さを確認してほしい。

●配信情報

『財閥家の末息子〜Reborn Rich〜』

Leminoにて、4/12(水)より独占配信スタート

[2022/全16話]演出:チョン・デユン『彼女はキレイだった』、キム・サンホ『アラン使道伝<サトデン>』 脚本:キム・テヒ『トキメキ☆成均館スキャンダル』『サバイバー:60日間の大統領』、チャン・ウンジェ

出演:ソン・ジュンギ、イ・ソンミン、シン・ヒョンビン

© Chaebol Corp. all rights reserved

*Lemino:「dTV」がリニューアルして、4月12により新たに提供する動画配信サービス

https://teaser.lemino.docomo.ne.jp/hanryu/

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