――いま『ハイキュー!!』というタイトルも出ましたが、日本の文化で好きなコンテンツや、最近気になっているコンテンツはありますか?
「僕は幼い頃から『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』などを見ながら育ったんです。少し見ない時期もありましたが、この1、2年の間に日本のアニメーションを本当にたくさん見ました。『鬼滅の刃』も見ましたし、『ハイキュー!!』も見て、『呪術廻戦』も見て、『約束のネバーランド』も見て……、アニメーションというジャンルがとても好きです。
僕は演技をしていますが、人には表現ができない、アニメのキャラクターだけが表現できる純粋な感情も感じます。それがとても感動的でもあります」
――アニメーションのキャラクターが伝える力ですか?
「はい。すごく大きい力だと思います。感銘を受けるセリフも多いじゃないですか。主人公たちが熾烈に頑張って、決して諦めないキャラクターも多いので、見ながら刺激を受けることもあります。『ハイキュー!!』を最近全部見たんですが、まだ続きが出てないのが少し残念です。僕は今、(続きを)待っている作品が多いんです(笑)」
――韓国で劇場公開しているアニメーション映画も見に行ったりしますか?
「はい、もちろんです。『THE FIRST SLAM DANK』も2回見ましたし。『SLAM DANK』と『ハイキュー!!』は、見ていると本当にたくさん泣きそうになります。切実に続きを待っているんです。『ハイキュー!!』もそうですし『ブラック・クローバー』というアニメもそうですし、なんで続きをもっと早くやってくれないんだろうと思ってしまうほど好きです(笑)」
――俳優としてさまざまな役柄を演じてきましたが、演技をする上で大切にしていることがあれば教えてください。
「とても多いです。毎作品ごとに心構えや、重要視するその焦点自体が変わったりもします。その中でも一つを選ぶとしたら、自信のある状態を作っておくために努力しようとしていることだと思います。
僕が不安な気持ちで現場に行くと、うまくその役柄の感情を表現できません。それはとても残念なことですし、自信があって堂々としてこそ、現場で演技する時に自分が考えてきたことをやっと半分表現できると思います。自分自身で自信を持って、やる準備ができたという心構えを持つことが大切にしていることの優先順位の上位にあります」
――多くの先輩俳優との皆さんも共演していると思いますが、影響を受けた先輩俳優がいたら教えてください。また影響を受けるきっかけも教えていただきたいです。
「作品ごとにいつもとても素敵で良い先輩たちにばかり出会いました。とてもたくさん刺激を受けて先輩たちにたくさん教わってきました。限られた短い時間の中で撮影をしていくと混乱してしまう時も多くありましたが、いつも先輩たちが横で支えてくださったのでやり遂げられてきたと思います」