韓国ドラマ新作『私たちの人生レース』は、スペックはないが、情熱だけは人一倍のヒロインが大企業の広報室に転職して、キャリアや友情、恋愛に悩みながら、一流PRウーマンへと成長していく姿を描いていくオフィスロマンスだ。東方神起のチョン・ユンホが6年ぶりにドラマ出演、『麗<レイ>〜花ゆる8人の皇子たち〜』のホン・ジョンヒョンの除隊復帰作としても話題を集めている。

 共感度大のヒロイン、パク・ユンジョを演じるのは、『ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~』のイ・ヨニ。彼女のロールモデルとなっていくPRのスペシャリスト、ク・イジョン役を、『クイーンメーカー』のムン・ソリがカリスマあふれる姿で魅せていく。

 ディズニープラスのオリジナル作品で、脚本を『ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-』でスリリングかつスタイリッシュなオフィスロマンスを描いた新鋭キム・ルリ、演出を『先輩、その口紅塗らないで』『運命のように君を愛してる』のイ・ドンユンという期待の布陣が務めている。

 そして、本作のなにより気になるポイントは、頑張るヒロインを見守り応援していく、タイプの違う「いい男対決」だ。それぞれのキャラクターの魅力を見てみよう。

■『私たちの人生レース』のタイプの違う「いい男対決」に注目!

●エントリーNo.1/リュ・ジェミン(ホン・ジョンヒョン)

 大手会社セヨンの広報室のエースで、緊急の問題にも即時に対応できる有能な社員。ユンジョとは小中学校の同級生で、何でも言い合える気のおけない仲だ。

 MBTI(16タイプ性格診断)は、友好的だが単独作業でより能力を発揮する「ISFP」。上司の不条理な命令にも「これは仕事」と割り切って従うことができるが、社会の不条理に振り回されて実力を評価されずにいるユンジョを見ると胸が痛み、「俺の中ではお前が1位だ」とくさいセリフも発する。

 新しくやってきた本部長に「他社と違う独自のカラーを出すアイデア」を求められ、「差別のない雇用」を思いつくが、これもユンジョに雇用の機会を与えるため。資料作成が得意で、ユンジョのために一肌脱ぐことも。仕事とプライベートはきっちり分けるタイプだが、ユンジョのことになると公私の境界線がなくなる。とにかく彼女が放っておけないのだ。

 演じるホン・ジョンヒョンは、1990年2月2日生まれのモデル出身俳優だ。『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』で演じた冷酷で権力欲の強い第3皇子ワン・ヨ役で知る人も多いだろう。

 ドラマデビューは『No Limit~地面にヘディング~』で、チョン・ユンホとは二度目の縁。均整がとれた美しい細マッチョで、ノーネクタイのワイシャツ姿でもそのスタイルの良さが際立ち、本作でも見た目からスマートなデキる男感を醸し出している。

『私たちの人生レース』(C)2023 Disney and its related entities