Netfilxで視聴ランキング1位を獲得するなど、人気爆発中の韓国ドラマ『先輩、その口紅塗らないで』。
化粧品メーカーマーケティングチームを舞台にしたこのドラマで、女性たちの心を鷲掴みにしているのが、先輩社員ソンア（ウォン・ジナ）を全力で見守り支える新人社員ヒョンスンを演じたロウン（SF9）の“最強後輩力”だ。
■『先輩、その口紅塗らないで』ロウン（SF9）の“最強後輩力”！「ソンべ（先輩）」も新鮮
韓国ドラマのラブロマンスにおいて、スター俳優が生まれる定番要素といえば、「ツンデレ」「御曹司」「年下男子」が３トップ。
『先輩、その口紅塗らないで』のヒョンスンもご多分にもれず、“年下”という条件に叶っているが、これまでの年下男子が「ヌナ（お姉さん）」呼びの弟的立ち位置だったのに対し、「ソンベ（先輩）」呼びの後輩立ち位置で、それだけでも新鮮だ。
「ヌナ」より少しあらたまっていて、「ヌナ」より女性を尊重している雰囲気が出る呼び方だが、そのなんともいえない距離感を、ロウンが巧みに表現している。
ロウンといえば、ボーイズグループ「SF９」のメンバー（メインボーカル）としても活躍する演技ドルだ。1996年8月7日生まれで、今年27歳。
2017年に、若手俳優の登竜門といわれる学園ドラマ『学校』シリーズ第7作となる『恋するレモネード』で俳優としてのキャリアをスタートし、続くファンタジーロマンス『アバウトタイム〜止めたい時間〜』（2017年）では、イ・ソンギョン演じるヒロインの弟ウィジン役に抜擢された。このドラマでは、KARA出身のスヨン扮するヒロインの親友ソンヒと微笑ましい恋を繰り広げる “年下男子”を愛嬌満点で演じ、愛され弟キャラの素質を存分に発揮。甘えん坊の弟的存在から、頼もしい彼氏へと成長していく過程は、癒やし&萌え度100%だ。
さらに、『浪漫ドクター キム・サブ』シリーズのカン・ウンギョン脚本家によるファンタジーロマンス『輝く星のターミナル』（2018年）では、仁川空港の職員として奮闘するヒロイン、ヨルム（チェ・スビン）に想いを寄せ、傍らで見守る同期ウンソプを好演。
“オフィスもの”で、頑張るヒロインを案じ、さりげなく支えるという点では、『先輩、その口紅塗らないで』のヒョンスンに通じる。報われない恋で切ない役どころだが、穏やかで紳士的な見守りぶりが、とても素敵だった。
