イ・ビョンホンシン・ミナチャ・スンウォンハン・ジミンキム・ウビンなど超豪華な俳優たちが出演し話題を呼んだ『俺たちのブルース』。その舞台となった韓国最大の島・済州島(チェジュド)は、自然を満喫できる観光スポットとして国内外を問わず人気が高い。

 コロナ禍以前は1,400万人ほどだった年間訪問客数が、2020年には1,000万人あまりに減少。しかし、2022年には約1,389万人とコロナ禍以前の水準に戻ってきていることからも、その人気ぶりが窺える。

国内外を問わず人気が高い韓国最大の島・済州島の玄関口である済州国際空港

■人気の済州島、港町の摹瑟浦はブリの水揚げ港としても有名

 2023年5月下旬、済州島南西部の摹瑟浦(モスルポ)という港町を訪ねた。摹瑟浦港がある西帰浦(ソグィポ)市大静(テチョン)邑は、ジャガイモと温暖地型ニンニクの生産が盛ん。地下岩盤水を利用して栽培するニンニクは、ミネラル分が豊富だ。

 訪問した時にはどちらの作物もちょうど収穫期を迎えていて、農家の人たちはジャガイモを段ボールに、ニンニクを赤色のネットに詰める作業に忙殺されていた。

 宿の近くのベーカリーでイートインしたパンには、マヨネーズとともにこの地で収穫されたジャガイモがたっぷり入っていた。また、翌朝訪れた食堂では、朝の定食にタットリタン(鶏肉とジャガイモの煮込み)が出た。いずれのジャガイモもねっとりと柔らかく、優しい味わいだった。

済州島南西部の港町・摹瑟浦の食堂では特産品のジャガイモを使ったタットリタンが出た(中央)