摹瑟浦港は、韓国内最大のブリの水揚げ港としても有名だ。毎年10月から2月までブリ漁が盛んに行われる。また、毎年11月中旬には港一帯で最南端ブリ祭りが開催され、ブリの手づかみ大会やブリ料理の試食など、様々なイベントが行われるという。
摹瑟浦港の南沖合にある韓国最南端の島・馬羅島(マラド)までの海域を潮流に乗って回遊するブリ。荒波により身が引き締まり、済州島特産のスズメダイを食べて育つため旨味の強いブリが水揚げされるという。
摹瑟浦での初日の夕食は、漁船の船長が店主を務める食堂で海の幸を楽しんだ。ブリの季節ではなかったが、天然の真鯛、ヒラマサ、ヒラメの刺身の盛り合わせは、どれも身が透き通るように美しく鮮度が良いのが一目でわかる。つきだしに真鯛とヒラマサの握りずしを少し出してくれるのも嬉しいサービスだ。
韓国最高峰の山の名前が付いた漢拏山(ハルラサン)焼酎もついつい進んでしまう。