超人的な特殊能力をもって生まれた3人の高校生と、壮絶な過去を秘めた彼らの親たちが迫りくる危機に立ち向かうヒューマンアクションドラマ『ムービング』。VFXを駆使した驚異的なアクションシーンの数々と、トップスターたちの豪華競演で“韓国版『アベンジャーズ』”とも例えられる超話題作がディズニープラス スターで独占配信中だ。

 原作は、韓国ウェブコミック界の先駆者的存在で、多数のヒット作を生んだ人気漫画家カン・プル(Kang Full)の同名ウェブコミック。韓国では映像配信コンテンツ情報サイト「Kinolights」で公開第1週から総合ランキング1位を記録しているほか、世界中のディズニープラス(アメリカではHuluで配信)で最も視聴された韓国オリジナル作品となり、『ムービング』はいままさにワールドワイドでドラマファンを魅了する大ヒット作となっている。

 そんな注目の本作で、フレッシュな魅力を存分に発揮している若手俳優3人に話を訊いた。(記事全2回のうち後編)

■『ムービング』ライジングスター、イ・ジョンハコ・ユンジョンキム・ドフン〈インタビュー〉

――ユンジョンさん演じるヒスは、チョンウォン高校に転校してくる前に胸が痛むような壮絶なエピソードが明かされますね。

コ・ユンジョン ヒスはお父さん(リュ・スンリョン扮するチャン・ジュウォン)の身体再生能力を受け継いでいるのですが、それに気づいたときにとても傷ついてしまいます。ですが、ボンソクなど同じような特殊能力をもつ友達の存在を知って、彼らを慰め、助けてあげるとても凛々しいキャラクターなのが良かったです。

――ヒスとボンソクのロマンスというか、お2人の胸がときめくようなシーンに視聴者もかなり胸キュンしているようです。高校時代の場面の撮影中はどんな雰囲気でしたか?

コ・ユンジョン ジョンハさん、ドフンさんも含むチョンウォン高校の生徒を演じた俳優たちは、実際にも同年代の人が多くて本当に親しくなりました。高校のシーンは地方で撮影していたのですが、衣装も制服だし、みんなに会うと本当に学生時代のように遊んでいました。監督さんやスタッフの方々に自制するよう注意されるほど、現場の雰囲気はいつもにぎやかでとても明るかったと思います。

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