――劇中ではお互いがお互いに疑いを持って行動しています。皆さんは、疑い深いほうですか?それとも簡単に人を信じるタイプですか?

イム・セミ 私はすぐに信じます。すぐ信じて、傷ついて。けれど、すぐに忘れます(笑)。

ウィ・ハジュン 僕は、すぐには信じません。何度も会ってみて、だんだん信じるようになっていくタイプです。目を合わせて、会話をするのも好きですし、「この人はどんな人なんだろう。どんな生き方をしているんだろう」と気になったりもするし、そのなかで、信頼が生まれていくタイプです。なので、僕は長く付き合っている友達しかいないんですよ。たくさんはいないけれど。そんなタイプです。簡単に信じるタイプではありません。

チ・チャンウク 僕は人によって違うようです。簡単に信じられる人もいるし、信じたくてもなかなか信じられない人もいて、人によって差があるようです。そして、人から傷を受けることもありません。相手にあまり期待をしないから? だからなのか、人から傷つけられることはないです。

『最悪の悪』(C)2023 Disney and its related entities

――ジュンモは麻薬組織に潜入しますが、ご自身は潜入捜査を上手くやれると思いますか?

チ・チャンウク 潜入ですか?

ウィ・ハジュン 兄さんはうまそうだよ。

イム・セミ うんうん。

チ・チャンウク だそうです。別に潜入したくないけど(笑)。

ウィ・ハジュン 信頼できそうな顔と、賢くてスマートな行動、身体能力も高くて。だから、チャンウク兄さんは上手いと思います。人がすぐ信じてくれそう。

イム・セミ 状況に対する対策、臨機応変がとてつもなく上手い人なので、ばれても何か違う方法で避けることができて、上手くやるのではないかと。

ウィ・ハジュン トークも上手いし。

イム・セミ ウィットに富んでいて。

チ・チャンウク 結局は、嘘が上手い、ということですよね(笑)。

イム・セミ 違いますよ~。ウィットに富んでいるので、ばれても、あはは~と言って漫画のように逃げられるのではないかと。漫画の『ONE PIECE』の主人公のような感じ?(笑)

ウィ・ハジュン 能力値が高いからね。

チ・チャンウク だそうです(笑)。

●『最悪の悪』ストーリー

 1995年、韓国から日本へ流れる麻薬密売組織を解体するため、韓国と日本が合同捜査に乗り出す。ある事情により出世コースから外され、地方でくすぶっている刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、同じ警察官にもかかわらず、どんどん出世していく妻ユ・ウィジョン(イム・セミ)を前に複雑な気持ちを抱えていた。そんななか、昇進したくないかという先輩からの提案で新興犯罪組織「江南連合」に潜入捜査することに。正体を偽り、うまく組織に入り込んだジュンモだったが、妻のユ・ウィジョン(イム・セミ)が組織のボス、チョン・ギチョル(ウィ・ハジュン)との過去の縁を知る。

 逃れられない運命の輪に巻き込まれ、不安が募っていくジュンモ。ウィジョンとギチョルの関係とは? 江南連合の実体は? 真実を解き明かすため、ジュンモは組織により深く関わっていくことになるのだが……。

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●配信情報

『最悪の悪』

ディズニープラス スターにて独占配信中

(全12話/毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信)

監督:ハン・ドンウク傷だらけのふたり』(映画) 脚本:チャン・ミンソク

出演:チ・チャンウク『ヒーラー~最高の恋人~』『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』『都会の男女の恋愛法』、ウィ・ハジュン『ロマンスは別冊付録』『イカゲーム』『シスターズ』、イム・セミ『ショッピング王ルイ』『女神降臨』

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