ヒロイン、モクハの少女期を担ったイ・レの名演も光る。2006年3月12日生まれで、『スタートアップ〜』でカン・ハンナ演じるヒロインの姉インジュの少女時代を演じたほか、『六龍が飛ぶ』(2015〜2016年)ではシン・セギョン、『魔女の法廷』(2017年)ではチョン・リョウォンの子役を演じている。
ほかにも、Netflix『アルハンブラ宮殿の思い出』(2018年)ではパク・シネ演じるヒロインの妹ミンジュ役、『こんにちは?私だよ!』(2021年)では未来からやってきた37歳の自分自身と交流する17歳のヒロイン役、『地獄が呼んでいる』(2021年)では刑事の娘役を好演。演技派子役として知られた存在だ。
思えば、本作のヒロイン、パク・ウンビンも名子役出身。『赤い袖先』(2021年)のイ・セヨンや、11月28日からNetflixで配信される『マイ・デーモン』も注目のキム・ユジョン、演技派で名高いヨ・ジングらのように、本作の子役2人が、今後の韓ドラ界を牽引する俳優に育っていく可能性も大いにある。また、彼らの面影をどう重ねてくるか、パク・ウンビンらの役作りにも注目したい。
●『無人島のディーバ』ストーリー
島で育ったソ・モクハは、歌手ユン・ランジュの大ファンで彼女のような歌手になることが夢。そんなある日、ランジュの事務所でオーディションがあることを知ったモクハはMVを作って送ることに。クラスメイトのチョン・ギホに頼んでMV制作を始めるモクハだが、父親の暴力が激化。同じく父親との間に問題を抱えるギハとともに家出を計画するが、不慮の事故によりギホと生き別れ、無人島に漂流してしまう。
15年後。持ち前の前向きさで無人島で生き抜いてきたモクハは、清掃活動のため島を訪れた記者カン・ウハクとプロデューサーのカン・ボゴルによって奇跡的に救助される。ウハクの援助でソウルにやってきたモクハは、夢にまで見たランジュと運命の出会いを果たす。モクハの歌声を聞いたランジュは、ある提案を持ち出すが……。
●配信情報
Netflixシリーズ『無人島のディーバ』独占配信中
[2023/全12話]演出:パク・ヘリョン『スタートアップ:夢の扉』『あなたが眠っている間に』 脚本:オ・チュンファン『スタートアップ:夢の扉』『あなたが眠っている間に』