2023年一番の期待作とされている『無人島のディーバ』。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンと『スタートアップ:夢の扉』の演出&脚本家コンビがタッグを組み、日本でもNetflixで配信開始早々、視聴ランキングトップ10入りの人気を呼んでいる。

 韓国ドラマでは「物語の鍵は1話にあり」といっても過言ではないが、本作がまさにそれ。1話はまるまる主人公16歳時のエピソードに費やされ、2話から大人になった彼らの物語が本格的にスタート。『スタートアップ~』同様、子役パートからしっかり泣かせられ、2話以降も登場人物たちにそのまま感情移入できるのだ。(※以下、一部、1話と2話のネタバレあり)

■Netflix注目作『無人島のディーバ』1話の子役の名演技が泣ける!

『無人島のディーバ』の物語は、ソウルから離れたチュンサム島で育った少女ソ・モクハと同級生チョン・ギホの交流から始まる。

 歌手ユン・ランジュの大ファンで歌手になることが夢のモクハは、ランジュが審査するオーディションに応募することを決意。自分のMV(ミュージックビデオ)を作ることにしたモクハは、悩んだ末、周囲で唯一ビデオカメラを持っていたギホに頼むことにする。

 映像の撮影と編集が得意なギホは、彼女のMVを作る羽目になるのだが、ひょんなことから明るく悩みなどなさそうな彼女が、実は父親のDVに苦しめられていることを知る。ギホもまた父親のDVを受けて育っており、モクハの心の傷を知った彼は、彼女の夢を叶えるべく一緒に島を出ることを決意するのだが……。

 悲しい出来事により、互いの生死もわからぬまま生き別れたモクハとギホ。2話では、15年もの間、無人島で生きのびてきたモクハが、2人の男性に救出される。

 それが、放送局YGNのプロデューサー、カン・ボゴル(チェ・ジョンヒョプ)と、同じくYGNの記者カン・ウハク(チャ・ハギュン/VIXX エン)兄弟だ。果たして2人のうち、どちらかがギホなのか。「どちら派対決」で盛り上がりそうな予感。

 そして、この1話のなかで目を引いたのが、少年期のギホを演じたムン・ウジンだ。

 ムン・ウジンは2009年2月19日生まれの14歳(2023年11月1日現在)で、7歳のときにCMでデビュー。

 イム・シワンの幼少期を演じた『王は愛する』(2017年)を筆頭に、『医心伝心〜脈あり!恋あり?~』(2017年)と『熱血司祭』(2018〜2019年)でキム・ナムギル、『キム秘書はいったい、なぜ?』(2018年)でパク・ソジュン、『私のIDはカンナム美人』(2018年)でチャウヌASTRO)、『私の国』(2019年)でヤン・セジョン、『サイコだけど大丈夫』(2020年)でキム・スヒョン、『悪魔判事』(2021年)でチソンと、数々のヒット作で主人公の幼少〜少年期を担っている。

 まさに、今をときめく韓国子役スター筆頭株といえよう。

 同じ子役スターで『スタートアップ〜』などで注目されたナム・ダルム、日本でも絶大な人気を誇るチャン・グンソク(彼も子役出身俳優)を彷彿とさせる、賢さ、凛々しさのある甘いイケメン顔で、確かな演技力も相まって、強い印象を残した。