■慶尚北道・尚州の秋の風物詩、柿のカーテンと絶品グルメ「柿を食べる韓牛」

 尚州市は全国生産量の60パーセントを占める干し柿の産地として有名だ。特に西部にある南長洞(ナムジャンドン)では8割の家庭が干し柿農家を営んでいる。

 毎年10月中旬から11月中旬にかけて、大量の柿を吊るして干す光景を見ることができる。その様はまるでオレンジ色のカーテンのようだ。2か月ほどで干し柿が完成するという。

干し柿用の柿の皮剥きに大忙しの農家の人々と柿のカーテン

 干し柿を作る際に剥いた柿の皮も無駄にはしない。韓牛(韓国原産の牛)に柿の皮で作った飼料を与え23か月間かけて飼育、「柿を食べる韓牛」という尚州のブランド牛として出荷している。

 市内の人気レストランで「柿を食べる韓牛」を使ったきのこプルコギを食べた。調味料の味に負けないほど肉の味が濃く、病みつきになる味だ。

柿の皮を使った飼料を与え育てた尚州のブランド牛「柿を食べる韓牛」をつかったきのこプルコギは肉の味が濃く病みつきになる味

●尚州へのアクセス

ソウル高速バスターミナルから尚州総合バスターミナルまで約2時間30分