■ファンとの交流では、母親思いの一面も

 ここからは会場にいる方のファンから事前にもらったエピソードを紹介するコーナーへ。

 名前を呼ばれたファンが立ち上がり、チ・チャンウクと目を合わせてのやり取りに。

「好きな料理は?」と聞かれると、「僕は母の作るものはすべて好きです」と答えたり、別のファンから二十歳の息子に何をプレゼントしたらいいかと聞かれて「外でお友達と思いっきり遊べるようにスニーカーはどうでしょう。お母さんのプレゼントする靴なら転んでもすぐに立ち直れそうな気がします」と、母親思いのチャンウクならではの言葉を添えて答えていた。

 また、福岡コンサートの日がお誕生日だったというファンには、「本当に心からお誕生日おめでとうございます。誕生日に僕に会いに来てくれてありがとうございます」とメッセージを送り、“真心”あふれる言葉に温かな気持ちにさせられた。

 別のファンから「24 歳の時はどんなことを考えて生活していましたか?」と訊ねられると、「まったく怖いもの知らずで、とにかくいろんなことに挑戦していました。いろんな仕事は経験していないけれど、1つのことをずっと頑張ってきました。好きなことを諦めなかった自分を褒めてあげたい」と振り返る。「それぞれ置かれている状況は違うけれど、自ら諦めずに頑張って欲しいです」と、そのファンの名前を呼んで、日本語で「頑張れ」と励ましのメッセージを送っていた。

 クリスマスファンミーティングの時もファンの悩みや質問に真摯に答えていたチ・チャンウク。こうしたやり取りが好きなようで、「こんなふうにいろんな方の悩みを聞かせていただくと、僕自身もリフレッシュできます。よいエピソードを送ってくださり、ありがとうございます」とファンにお礼を伝えていた。

 続いては、ドラマOST曲のコーナー。

 まずは、ドラマ『アンナラスマナラー魔法の旋律ー』の映像が流れると、そこから本人にピンスポットが当たり、ドラマから抜け出てきたように手を差し出して「アンナラ……スマナラ」とささやいて歌い始めたチ・チャンウク。一瞬にしてドラマの世界に入り込んだようでゾクゾクした。

 続いて『奇皇后 ふたつの愛、涙の誓い』から「蝶へ」。額にはらりと落ちる前髪が本当に色っぽくて素敵だ。

どの曲も、俳優だけに、歌詞に思いがどっぷりと乗っかって、まるでセリフのように語りかけてくれるように聞こえるのがさすがだ。

ここで衣装替えタイム。ステージ上には映像が映し出され、2ndシングルの録音も撮影もともに日本で行われた様子が紹介された。(後編に続く)

*チ・チャンウク2nd Single『The Wind Of Spring』発売中

(C) JI CHANG WOOK Japan Official Fanclub