韓国トップの座に立つという欲望を持ち、同盟を結んだ3人の男女のをスリリングに描き、ディズニープラス スターにて独占配信中のリベンジサスペンス『予期せぬ相続者』がついにクライマックス。

 作品ごとに別の顔で魅せる若きカメレオン俳優イ・ジェウクと、新時代のヴィラン(悪役)として輝きを放つイ・ジュニョン、数々の作品で見るものの心をがっしりととらえた若手実力派2人の競演。ヒロインに扮した新鋭ホン・スジュの奮闘はもちろん、欲望うずまく財閥グループをめぐる権力ゲームの行方に注目が集まっている。

 “殺人者の息子”と呼ばれることもものともせず、どん底からの逆転人生を狙う天才テオ(イ・ジェウク)、婚外子ゆえに巨大財閥一家からつまはじき人生を送るイナ(イ・ジュニョン)、娘にたかる毒母との絶縁を願いながら、上の社会をめざすヘウォン(ホン・スジュ)。

 それぞれ胸になにかを秘めながら、巨大財閥攻略のために力をあわせる3人。彼らが、成功のために何を選択し、どんな風に困難を乗り越えていくのか、その先にはどんな未来が待っているのか。

 毎回、攻守が逆転し、敵か味方かわからない状況。さらに、思いも寄らない落とし穴が待ち受けていて……。やがて明らかになる黒幕の正体に、キャラクターたち同様に驚かされること必至だ。

 愛なのか友情なのか、それとも憎しみか――。複雑な関係にもかかわらず、そのチームワークの良さから、ドラマをファンから「ロロズ」(原題「ロイヤルローダー」の頭文字をとって)という愛称で呼ばれている 3 人のインタビューをお届ける。

■『予期せぬ相続者』イ・ジェウク×イ・ジュニョン×ホン・スジュ〈インタビュー〉「3人の微妙な関係は緊張感もあって、それを楽しみながら演じた」

――役柄の説明、また、それぞれの役づくりについて教えてください。

イ・ジェウク「台本を読んだとき、とてもおもしろく興味深いと思いました。演じる僕たちも推理しなければいけない部分も多く、次の内容が気になるあまり、監督に続きのストーリーを聞きに行ったりもしました。

 僕が演じたテオは感情を表に出さない人物なので、ちょっとした表情や手の動きで感情や状況を見せるよう演じました。監督が細かい動きまでキャッチしてくださったおかげで、上手く表現することができたと思います。これまで演じてきた役柄とは 180 度違う役なので、新しい僕の姿を見ていただきたいです」

イ・ジュニョン「僕は“クムスジョ(金の匙、いわゆる裕福な家の子)”役とは縁がないと思って生きてきましたが、今回台本を受け取ってみたら、“クムスジョ”でとても驚きました。イナというキャラクターは、表向きは天真爛漫でテンションも高く何も考えていなそうに見えるけれども、実は裏の顔があるという設定なので、演じていてとても楽しかったです。

 特別な役作りをするというよりも、台本の流れにうまく乗ってストーリーに入り込むことを優先し、常に“イナならどうするか”“イナならどう考えるか”を想像しながら演じました」

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