■4位 イ・ビョンホン(1970年生まれ)

 ランキングを見てもわかるように、1970年は多くの名優を輩出した年だ。イ・ビョンホンはその筆頭で、1990年代半ばから失速せずに第一線で活躍し続けている。

コンクリート・ユートピア』の訳ありなリーダー役、『KCIA 南山の部長たち』の要人役、『エターナル』のはかなげな青年役、『悪魔を見た』の復讐鬼役の演技は必見。Netflix私たちのブルース』の歌と踊りで客寄せする行商人役も大きな話題となった。

ソウルの繁華街で見かけたイ・ビョンホンがキャラクターを務めるビールのポスター

■5位 チョン・ウソン(1973年生まれ)

 圧倒的な美男、高身長、社会意識の高さで30年間トップスターの座に座り続けているチョン・ウソン。

『ソウルの春』でファン・ジョンミンが扮した悪役と対峙する善玉の演技はまさにハマり役。『鋼鉄の雨』での人間味、『ザ・キング』での権力亡者、『監視者たち』での冷たい凶気、『私の頭の中の消しゴム』での慈愛青年など、要所要所で見せる名演技は韓国映画史上に残るだろう。日本の名作ドラマのリメイク作『愛していると言ってくれ』のしっとりした大人のラブシーンも記憶に新しい。