ここでキム・スヒョンから「照明を明るくしてほしいのですが……」とリクエストが。

 お客さんの姿が見えると、あらためて「うわーっ」と声を上げ、満席の会場を眺める。そして、自ら「明日も来てくださる方は?」と問いかけ、かなりの手が上がったのを見ると、「ということは明日は違う内容にしないとですね。(日本語で)OK で~す。わかりました」と、自己完結。

 こんなふうに、思ったことを客席に振る→答えをもらって納得する、という姿が何度も見られ、「自由人」ぶりを発揮していた。

■ペク・ヒョヌとのシンクロ率、撮影時は93%を自負!

『涙の女王』で演じたペク・ヒョヌとのシンクロ率について問われると、「撮影している時は93%くらいと自信を持っていたが、終わった今では7%くらいかなと思っています」と笑いを取る。

 続いて話題は「ヒョヌが走るシーン」へ。「どの走る場面でも、共通点はときめくようなワクワクした気持ちで走りました。そのときめき具合によってスピードが若干変わるんです」と、素敵なエピソードが明かされたと思いきや、「では、ここで問題です。今出た3つのシーンで一番早く走ったのはどれでしょう?」と、急遽キム・スヒョンからのクイズタイムに突入。

 客席からの拍手を募り、いざ正解発表となると、「僕、考えてなかったけど、やっぱり 3 番目のドイツの橋で走った時かな。なぜかといえば直線コースだったからです」と回答。ときめきとか関係ないじゃん!(笑)、とツッコミを入れたくなるような彼らしいマイペースな落ちだった。

 その後も、MCが「メイキングを見ながらコメントを~」と説明していたのに、突然、花道をトコトコ歩いて前方ステージまで行き、客席に手を振りだす。

 なんでも、前方ステージに行ってみたかったけれど勇気がなかったのだとか。

 実際に行った感想は「ちょっと息ができなかったです。今日中に克服できるようにしたいと思います」。終始、観客の多さが気になり、その熱気に興奮が隠せないようだった。(後編に続く)

●キム・スヒョン Profile

1988 年2 月16 日生まれ、180cm。高校時代から演技を始め、舞台や短編映画などを経て、2007 年、シチュエーションコメディ『キムチ・チーズ・スマイル』で本格デビュー。11 年の青春ドラマ『ドリームハイ』でブレイク後、『太陽を抱く月『』星から来たあなた』、 最新作『涙の女王』まで主演するドラマは、軒並み韓ドラ史上に残る大ヒットを記録。凝り性で、演技以外でもボウリングの腕はプロ並みを誇る。

キム・スヒョン日本公式ファンクラブ https://kimsoohyun.jp/

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