次のムーブメントはこれ！新大久保の人気韓国料理店「新大久保プデチゲ」が仕掛ける新たなメニューはコチラ！【韓国グルメ】

　2000年代初頭から中盤頃にかけて、K-POPや韓流ドラマが世界中でブームとなり早20年。それに伴い、韓国料理も一躍知られるようになり、日本でも人気ジャンルのひとつとして確立されてきた。

　さらに最近では、SNSの普及とともに韓国料理のレシピや食事の写真が広く共有され、幅広い層の人たちの間で関心が高まるなど、その勢いは止まることを知らない。

　こうした背景の中、多くの人気韓国料理を最初に日本に持ち込んだ先駆者のお店が、新たなムーブメントを生み出しているとの情報をキャッチ。早速チェックをしてみた。

■新大久保にある流行の発進基地

　お店があるのは、日本における韓国ファンの聖地である新大久保にお店を構える「新大久保ブデチゲ」。複合施設「Seoul Town」の2階にあり、連日多くの韓国料理好きで賑わっている。

　その人気の秘密は、韓国で流行や美味しいものをどこよりも早く取り入れて、日本で紹介していること。

　例えば、同じSeoul Townの中にある「Hello！ Donuts」で提供している韓国ドーナツ、新大久保ブデチゲの定番メニューであるタッカンマリ、チュクミ、プルタックなど韓国料理好きなら誰もが知っているこれらのメニュー、実は新大久保ブデチゲのオーナー自らが現地に赴いて輸入し、日本で初めて広めた料理だ。

　このように、常に韓国での流行にアンテナを張りながらも、日本人に好まれる料理を見つけ出す手腕から、新大久保ブデチゲは日本における韓国料理のプロデューサー的存在として注目が集まっている。

■韓国×日本の融合が生み出した新たな名物とは

　もとは中国が発祥とされているタンフル。こちらはフルーツを使った飴のことで、外はカリッのした飴、中の果物はジューシーな食感が特徴。その可愛い見た目と美味しさで、最近では韓国でも若い人を中心に人気を博している。

　新大久保ブデチゲではこのタンフルに着目し、日本のサワーと融合した「タンフルサワー」を開発。韓国でタンフルの流行を目にした際、飴に使われているフルーツとそのフレーバー味のお酒を組み合わせればさらに美味しくなるのではないかというアイデアを得て、これをメニューに加えることにした。

　すると、ジューシーなフルーツの食感とサワーの甘さが調和し、爽やかで心地良い味わいを楽しめるお酒だと評判に。さらに、飴の透明感とフルーツの鮮やかな色合いがカラフルで目を引き、何よりインスタ映えするということから一気にブレークすることとなった。

　また、未成年の人やお酒が苦手な人にも配慮し、ノンアルコールのタンフルサワーも開発。これにより、美味しいランチやディナーを食べに来る人たちに加え、最近では料理を注文せずにタンフルサワーだけを求めている人たちも増え、お店は連日多くのお客さんで賑わっている。

　日本における韓国の聖地である新大久保で、今一番ホットな飲み物であるタンフルサワー。韓国好きでまだ飲んだことのない人は、ぜひ一度チェックをしてみてはいかがだろうか。

■韓国で親しまれている大衆料理も輸入

　孤独のグルメに代表されるように、日本ではひとりでご飯を食べることは一般的であり、不思議な光景ではない。

　しかし、お隣の韓国では、誰かと食事をすることが圧倒的に多く、例えばサラリーマンたちは毎日仲間と一緒に連れ立って食べに行くらしい。そんなこともあり、ひとり飯であまり食べることのない鍋物は、複数で食事をする機会が多い韓国ではごくごく一般的なメニューとしても知られている。

　中でも、韓国で週に2～3回は仲間と食べると言われているメニューが「ブデチゲ」だ。ブデチゲとは、チゲの一種で肉、野菜、豆腐、ランチョンミート、乾麺を辛味のスープで煮込んだ料理で、体を温めるのに最適な大衆料理とされている。

　そんな韓国人の誰もが知っているブデチゲだが、実は最近まで日本では扱うお店もなく、ほとんど知られていない存在だった。そこで、2015年に新大久保ブデチゲのオーナーが韓国の庶民の味であるブデチゲを日本でも食べてもらいたいとお店をオープン。材料にもこだわり、沖縄からわざわざ取り寄せているスパムや日本人が大好きなお餅など16種類もの厳選された食材に、特製の牛骨スープを加え、本格的なブデチゲを開発した。

　日本になかったブデチゲはその美味しさと珍しさですぐに新大久保界隈で話題となり、過去に輸入したメニュー同様、一気に日本で拡散することとなった。今では多くのお店もブデチゲをメニューに加えるなど、日本にある韓国レストランの定番メニューになりつつある。

　韓国料理好きでブデチゲを聞いたことがなかった人や今まで食べたことがない人は、ぜひ日本で初めてブデチゲを提供した新大久保ブデチゲで本場の味を体感してみて欲しい。きっとその美味しさに衝撃を受けるに違いないから。

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