また、悪魔ビンナに1度は命を奪われるも復活した、熱血刑事ハン・ダオンも魅力的なキャラクターだ。
演じているのは、1988年9月30日生まれのキム・ジェヨン。モデルから俳優に転身後、2018年の『100日の郎君様』などで頭角を現す。その後は、キム・ソナ演じる主人公を支える弁護士兼ボディーガードを演じた『シークレット・ブディック』、ミステリアスな魅力を放つ彫刻家に扮し、コ・ヒョンジョンとシン・ヒョンビンと渡り合った『あなたに似た人』、ワケありのスターを演じた『月水金火木土』など、とさまざまなキャラクターでキャリアを伸ばしてきた注目の俳優だ。
幼いころに、家族が連続殺人犯の手で殺された過去をもち、その心の傷を抱えながらも、弱者に寄り添い、なんとか被害者を守りたいと奔走するハン・ダオンの姿は素直にかっこいい。捜査勘のよさも格別だ。
また、期限が悪くなるとすぐ手を出すビンナに対して、「前より力が弱まってる」といなしたり、彼女が苦手とする十字架をちらつかせて、黙らせたりと、さりげなく手なずけているさまは痛快。
そんなふうにドタバタしながら、担当事件の関係者を一緒に調べるなど、奇妙なバディを形成しているビンナとダオン。ダオンが現れると邪険にするくせに、現れないとつまらなそうな悪魔ビンナなだけに、早く恋心を自覚して!と思わずにはいられない。
ただ、地獄のルールで、“悪魔“と“人間”の恋は、死より耐えがたい苦痛がもたらされるらしい。
連続殺人事件とビンナの関わりを疑う彼が、真実を知ったとき、どんな感情を抱くのか――。
悪魔と人間の“禁断のロマンス“、今後の展開から目が離せない。
●配信情報
『悪魔なカノジョは裁判官』ディズニプラス スターにて独占配信中
(全14話/毎週金・土曜1話ずつ配信)
[2024/全14話]監督:パク・ジンピョ『ユア・マイ・サンシャイン』『今日の恋愛』(ともに映画)
脚本:チョ・イス
出演:パク・シネ『ドクタースランプ』『相続者たち』『ピノキオ』、キム・ジェヨン『月水金火木土』『あなたに似た人』『愛はビューティフル、人生はワンダフル』『シークレット・ブティック』、キム・イングォン『哲仁王后(チョルインワンフ)〜俺がクイーン!?』『美男〈イケメン〉ですね』、キム・アヨン『サムダルリへようこそ』
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