『賢い医師生活』『愛と、利と』のユ・ヨンソクと『輝く星のターミナル』『雲が描いた月明り』のチェ・スビンが初共演するNetflix新作ドラマ『その電話が鳴るとき』。政略結婚3年目の仮面夫婦が織りなすロマンス・スリラーで、原題の直訳は「今おかけになった電話は」、原作は同名のウェブ小説である。(以下、一部ネタバレを含みます)
■ユ・ヨンソク、チェ・スビン初共演『その電話が鳴るとき』ストーリー&見どころ
●『その電話が鳴るとき』ストーリー
政治家一家に生まれ育ち、大統領室報道官を務めるペク・サオン(ユ・ヨンソク)は、父親の大統領選出馬を見据えて、チョンウン日報会長の次女、ホン・ヒジュ(チェ・スビン)と政略結婚する。
ヒジュは、幼少期の事故で言葉を発することができない障がいがあるが、手話通訳士として活動している。結婚から3年が経過するが、互いに何の感情も持たない仮面夫婦の間には、会話もスキンシップもない。
そんなある日、サオンのもとに海外の電話番号から「お前の妻を殺す」と脅迫電話がかかってくる。最初は相手にしなかったサオンだったが、名前や顔など情報を一切公開していないヒジュのことを熟知している口ぶりの脅迫犯に、サオンは恐れを感じ始める……。
●見どころ
大統領室報道官のサオンと手話通訳士のヒジェは、ともに第三者の言葉を代弁する仕事に就いているが、夫婦という最も身近な関係にも拘わらず、自らの心の内を相手に伝えようとしないし、相手の心を知ろうともしない。
そんな冷めた夫婦ではあるが、1本の脅迫電話をきっかけに、サオンとヒジュの心に起こる変化が、このドラマの見どころとなっている。
内向的に見えるヒジュは、実は大きな秘密を抱えていて、想像を絶するほど大胆な行動に出る。主人公2人の関係が大きく変わるであろう今後の展開が楽しみだ。
脚本を担当したキム・ジウン(『メランコリア』『医師ヨハン』)は、「心を通わすことができない寂しさと本心を明らかにする勇気、誤解を乗り越え相手を理解しようとする関係など、真の心の交流を伝えたかった」と語っている。演出は、『禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー』のパク・サンウと『我が家』のウィ・ドゥッキュの共作である。
●配信情報
Netflixシリーズ『その電話が鳴るとき』独占配信中
[2024年/全12話]演出:パク・サンウ、ウィ・ドゥッキュ 脚本:キム・ジウン