このようにヒロイン像のいくつかを紹介したが、ほんの一例である。今や「できる女性」は韓国ドラマの主流になってきているのだ。結局、能力が高く物事を自分で解決できるヒロイン像が増えてきて、ドラマの内容にも変化が出てきた。

 それは、主人公たちの「恋愛感情を描く割合」が低くなったことだ。もはや、かつてのように恋愛一辺倒ではない。

 その分、ドラマは社会性や時事問題を描く割合が増えてきており、「内容の多様性」に結びついている。それこそが、韓国ドラマが世界的に高い評価を受けている理由の一つかもしれない。

●配信情報

『わたしの完璧な秘書』

Leminoにて独占配信中、Prime Video「Leminoセレクト」でも視聴可能

[2025年/全24話]演出:ハム・ジュンホ『ペイバック~金と権力~』『ボクスが帰ってきた』、キム・ジェホン 脚本:ジウン 

出演:ハン・ジミン『ヒップタッチの女王』『ある春の夜に』、イ・ジュニョク『良いが悪い、ドンジェ』『リセット~運命をさかのぼる1年~』、キム・ドフン『ムービング』『YOUR HONOR〜許されざる判事〜』、キム・ユネ『ジョンニョン:スター誕生』『流れ星』

※韓国オリジナル版全12話、日本版は全24話に編集