オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフンスジ共演『建築学概論』ロケ地のカフェ「ソヨンの家」

 恋愛映画『建築学概論』では、もどかしくて切ない恋心とともに、済州島の美しい風景が効果的に使われている。

 建築家であるスンミン(オム・テウン)の事務所に、突然、初恋相手であるソヨン(ハン・ガイン)が現れ、「自分の家を設計してほしい」とスンミンに依頼する。15年前、大学生だった2人は互いに惹かれあうが、ちょっとした誤解から、スンミン(イ・ジェフン)はソヨン(スジ)を突き放してしまう。

 久しぶりの再会で、胸の奥に封じ込めていたソヨンへの思いが蘇るスンミン。過去と現在を行き来しながら、2人の揺れる想いを描いた秀逸な作品だ。エンディングに流れるOST「記憶の習作」が、済州島の海の映像と相まって心に深く染みる。

 ソヨンの家のロケに使われた建物は、撮影後に「ソヨンの家」というカフェとして再建された。店内には映画に出演した俳優たちの手形やポスターが展示されている。大きな窓からコバルトブルーの海を眺めながら、映画の世界に浸るのもいいものだ。

『建築学概論』の撮影後、再建されカフェになった「ソヨンの家」

●済州島へのアクセス

成田国際空港および関西国際空港から済州国際空港まで直行便が就航中