ディズニープラス スターで配信されている『私たちの映画』。ナムグン・ミンチョン・ヨビンが主演して、映画監督と主演女優に扮している。2人が取り組んだ映画『白い愛』は撮影中断に追い込まれてしまい、完成が見通せなくなった。(以下、ネタバレを含みます)

■ナムグン・ミン&チョン・ヨビンの究極ロマンス『私たちの映画』後半見どころは?

 映画監督のイ・ジェハ(ナムグン・ミン)の父親は、韓国映画界で巨匠と称されたイ・ドゥヨンである。その父親が1990年代に監督した映画『白い愛』をジェハはリメイクすることになった。映画のヒロインは余命宣告を受けており、演じるイ・ダウム(チョン・ヨビン)も実は余命わずかな病人だった。

 それゆえ、『白い愛』は乗り越えなければならない課題が多かった。ダウムの体調、娘を心配する父親(大学の医学部教授)の反対、短期間で撮影を終えなければならない重圧など。さらに、投資側の横やりがジェハを不安にさせていた。

 しかし、一番の問題はジェハがダウムを愛してしまった、ということである。同じように、ダウムもジェハを愛している。

 監督と主演女優の相思相愛はスキャンダル記事となってしまい、大勢のスタッフの前でジェハは、正直に自分の気持ちを告白せざるを得なかった。

 さらには、秘密にしていたダウムの病気についてもジェハは隠さずに明らかにした。これによってスタッフの間で動揺が起こり、いったんは撮影が中断になった。

 それ以上に深刻だったのが、投資側がジェハの交代を進言してきたことだ。このままジェハが監督をするなら投資をしないと通告……まさに、映画制作において最大のピンチであった。

 しかし、プロデューサーのプ・スンウォン(ソ・ヒョヌ)はこの通告を無視した。自分で資金を調達する決意を固めて、オフィスを手放した。

 ジェハも、家を売る準備を始めた。そこまでしても、ジェハとスンウォンは映画を完成させたかった。

『私たちの映画』ディズニープラスにて独占配信中 (C) 2025 SBS & Studio S. All rights reserved.
『私たちの映画』ディズニープラスにて独占配信中 (C) 2025 SBS & Studio S. All rights reserved.