“私の夏はいつもあり得ないほど運がない”――そんな言葉で始まる『ラストサマー 初恋の再生』(U-NEXTにて独占配信中)は夏の忘れらない初恋を描いた物語だ。毎年夏休みの時期だけ共に過ごす双子と、その隣人であり幼なじみである女の子が、幼い初恋を17年越しにやり直すラブロマンスで、その“喧嘩ップル”なやりとりにモダモダする視聴者が急増中だ。

■初恋男女の再会ロマンス『ラストサマー 初恋の再生』心の傷を抱えながらも、大切な人を支えるイ・ジェウクの繊細な表現に魅せられる!

 舞台は韓国のとある小さな村。ハギョン(チェ・ソンウン)は、都市再開発を担当する部署の公務員だ。17年過ごした村から出たいと強く願う彼女は、自身の父と幼なじみの父が一緒に建てた2組の家族が暮らせる通称「ピーナッツハウス」に住みながらも、この家をなんとか売却しようと試みる。

 ようやく満足のいく売却相手を見つけて喜ぶハギョン。しかし、契約ギリギリになって片方の世帯名義が元の父の友人から、その息子に移っていることが発覚する。その息子とは、幼いころは喧嘩ばかり、成長してからは恋仲にもなった“宿敵”ペク・ドハ(イ・ジェウク)だった。

 2年前に起こった、とある“事件”を機に絶縁関係となっていた2人。家を売るためにもドハに連絡をしなければならないのに、どうしても素直になれないハギョン。初めはドハの雇った弁護士越しに話を進めようとするものの、なぜかアメリカにいるはずのドハ本人がハギョンの前に。そのまま幼い頃のように、奇妙な“ひとつ屋根の下”生活が再び始まってしまう。

 ドハへの抑えられない気持ちと、“事件”への恨みで揺れるハギョン。そして、それを知ってか知らずか、どんどん距離を詰めてくるドハ。ふとしたシーンに見せる彼の意味深な微笑みや寂しげな表情に思わずキュンキュンしてしまう、そんな2人の関係性が見どころだ。

■再び向き合うことになった17年越しの初恋は、果たしてどんな夏へ向かうのか

 物語のカギを握るのが、ドハの不思議な双子の兄“ドヨン”の存在。幼い頃に両親が離婚し、夏休みの21日間だけドハとハギョンと一緒に過ごしていたドヨンは、大人になっても“2人を結びつける存在”としてドラマに深みを与えている。話数を追うごとに明かされる謎からも目が離せない。

 ヒロインのハギョンを演じるチェ・ソンウンは、『怪物』『アンナラスマナラ ―魔法の旋律―』などで知られる新鋭。そして、ドハを演じるのは若手演技派として知られるイ・ジェウクだ。

 イ・ジェウクは1998年5月10日ソウル特別市生まれ、187センチの長身に甘いマスクで目を惹く注目株。2018年に『アルハンブラ宮殿の思い出』で俳優デビュー。Netflixドラマ『還魂』ではワガママなお坊ちゃまの主人公を熱演。そのキュート、かつドキドキさせる演技に日本でも大きな話題となった。その後も『もうすぐ死にます』『予期せぬ相続者』『呑金/タングム』と多様な作品で彼だけの魅力を発揮している。

 さらに、Instagramで自然体な様子を見せる一方、2025年6月に日本で開催されたファンミーティングツアーではカバー曲を披露、その伸びの良い高音ボイスはSNSでも話題になるなど、多才でチャーミングな人柄に数多くのファンが魅了されている。

『ラストサマー 初恋の再生』U-NEXTにて独占配信中 Licensed by KBS Media Ltd. (C)2025 KBS. All rights reserved